生きる少年漫画くん

検索バー上のぼんた(id:mamoryuuuuuu)ってとこにブログ概要とかあるので暇な時確認しといて~!

VARIABLE BARRICADE NS(バリアブルバリケード) 感想(ネタバレなし)

 


元々Switch解禁したらやるつもりだったんだけど、ちょうど出先で遭遇したバリバリくんが仲間になりたそうにこちらを見ていたのですぐウキウキで連れて帰った🤗♪♪
そして実際やってみても楽しかったから感想もウキウキで書いとく。気が向いたら暇つぶしにでもどうぞ~!

 

以下、主人公=ヒバリ様で話を進める。主観と偏見がすごいので全部虚言だと思ってなんとなく読んで~!

ゴリゴリのネタバレはしないつもりだけどこういうシーンが~って話はするので、それぞれ気を付けてもらってやばそうだったら撤退してほしい🏃

 

■ストーリー
突然現れてプロポーズしてきた謎の美形4人の中から1人結婚相手を選ぶっていう祖父発案の異常イベントに巻き込まれて、気付けばみんなと同居することまで決まってた名門東条家の跡継ぎ ヒバリ様が「全員大クセ男すぎて無理!誰も好きになりません!」ってブチギレるところから開幕する変人だらけのキテレツ婿選びラブコメ🤵🔔💍‼

ゲームは共通1章、個別各3章の構成(実際はバリケードボードってシステムがあるけど詳細はあとで)で進むんだけど、共通進行中に必ず全員分の個別1章を見なきゃいけないから初回は個別ルートに入るまでかなり時間かかった。
流れとしては共通&個別各1章(4人分)➭共通終盤ルート選択して残りの個別2章➭ENDって感じ。個別ENDはそれぞれ4種。

MARRY END➭一番最初の選択肢でバラを受け取ると見れる。いつ見ても大丈夫な内容🙆
BAD END➭なんやかんやで会えなくなる
LOVE END祝‼ご婚約🥳💍🎊
ANOTHER END➭両想いだけど正式な婚約はできてない状態

他は共通BADが2種、TRUE ENDが1種。
ちなみに9月~12月の話なのでプレイ時期合わせたい人はクリスマス付近がおすすめ🎄

最初は反発してたものの共同生活をするうちに徐々に打ち解けて好意を抱くようになり、トラブルを乗り越えて結ばれる!的な流れだから文脈自体はわりと王道なんだけど、超絶フリーダムな花婿候補達警戒心MAXな優等生お嬢様っていう双方の極端すぎる人間性の相乗効果で話にとてつもないグルーヴ感が生まれてたからありきたりな感じはせずわくわく見守れた。

恋愛面については花婿バトル開催中なだけあってみんな序盤からヒバリ様と積極的に交流しようとしてくるので、攻略対象がヒバリ様にというよりも頑ななヒバリ様がみんなにどう心を開いていくのかっていう過程のほうが重視されてた感じ。
さすが公式で逆攻略系ラブコメADVとか言ってるだけのことはあるな~と思うし、他のゲームではあんまり見られない傾向でおもしろい☺

あまりにも急すぎる婿選びの裏になにがあるのか、4人は一体何者でどうして花婿候補になってるのかとかやや引っかかるところはあるものの、一緒に住んでる分みんなでわーわーするコミカルシーンが多いし、花婿候補同士のやりとりも独特かつアグレッシブなので全体的には明るくてわんぱくな作風だと思う。乙女ゲームをやってるはずなのに、なぜか登場人物全員の顔がいいギャグ漫画を見てるような感覚に陥った。

 

■システム
ノベルゲームなんだけど、進め方とかシステムが若干独特なのでいろいろ書いとく✏️

・操作面とか
選択肢ジャンプなかったけどVitaからの移植なので仕方ないし、特に不便とは思わなかったから操作面は問題ないと思う。個人的にはシステムボイスあるのうれしかった🤗
あとデフォ名呼びはもちろん、今回はヒロインもフルボイス。やったーーー!!ヒロインに声がついてる乙女ゲームだいすき‼‼‼(元気)

・ステータス
「恋愛値」と「理性値」の2種類あって、それのバランスによってEND分岐していく。


個別の各ボード終盤に謎バトル発生すんのうけたけど、自動で進行するのでオタクは特にやることがない。見てるだけ。
ちなみに恋愛値が高いと攻略対象の武器が強くなって、理性値が高いとヒバリ様のバリケードが強くなる。

・BARRICADE BOARD


前述したバリケードボード。これが共通で個別もこういうのがあと3枚あるんだけど、多分1枚=1章の認識でいいと思う。
一応自分で次に見るイベントを選んで話を進めていくようなフローチャートっぽいシステムなんだけど、正直選択の自由度はそんなに高くないので普通のノベルゲームでもよくない!?と思った。なんかこう、自分で見るイベントを選んでゲームを進めていく楽しみ?みたいなものは特に感じないというか……🤔

って思う人が多かったのかSwitch版からは連続プレイ(ボード画面を挟まずシナリオだけが連続して進行する)が導入されたらしいからボードよくわかんね~!だりぃ~!の人はそれを使うのもありだと思う。
ただ連続プレイにするとRABI、WHIS(後述する)とかボード画面から閲覧する演出もスキップされるので、個人的にはあんまりおすすめしないかな。ぼんたくんはEND回収の時だけ連続プレイ使ってた。

・RABI
カメラ付きロボットに自分が選んだ場所を徘徊してもらって、ヒバリ様不在時の花婿候補達の家での様子(ショートストーリーとかスチル)を見るシステム。こまめに徘徊の場所変えてたら初回で全回収できてた☺
複数人でワイワイしてるとこ見るの好きだしどの話もよかったけど、特に那由太くんがラブレター書くやつが死ぬほどおもしろかった。添削前と添削後どっちもやばすぎて何回見ても新鮮にバカ笑いして涙出る。苦しい。
あとみんなでマリカしてたやつ(石動大我クッパ使ってるっぽかったの似合いすぎ)とか、石動大我の懲罰メイク講座のはずがなぜか最終的に光森が傷ついてたやつも好き。

・WHIS
作中のLINE的なやつで、話を進めてると自動的に送られてくる。たまに出てくる選択肢は特に攻略に関係ないから好きなの選んでOK🙆
ちなみに連続プレイでスキップされた場合もあとから閲覧できるようにはなってるけど、こういうのは話の流れの中で見たほうが臨場感あって楽しいと思うので各ルート初回は普通に進めるのをおすすめしとく(再放送)

・FULL OPEN
キーワードを入力するとSwitch版の追加要素を一気に解放できるVita版プレイ済みオタク救済システム。やさし~!
入力前の問いがややネタバレ風味だからVita版やってない人はコンプするまでノータッチがいいけど、ヒバリ様と春日のやりとりがあるのでコンプして全部解放済みの状態になった人も見たほうがいいと思う。

・AFTER STORY(Switch版追加要素)
攻略対象4人のLOVE END後、TRUE END後の話で計5種。それぞれ30分くらいで読める。
2人で本編中のことを振り返るような内容(本編のスチルも出てた)なので、がっつり新規の話というより強めのスチルコメントみたいな印象かも。他では見たことない後日談の展開の仕方で新鮮だった。
スチル3枚(TRUEは2枚?)あったけど、一番最後のやつはバリバリやったオタク100人中8432人が見たかったやつなのよ~!って感じの最高ピクチャーすぎた🥺

 

次は攻略順に感想。

(那由太➭汐音➭大我➭壱哉➭TRUE)

TRUEボードは4人攻略後解放。
公式サイト見たら「しいて言えば壱哉は最後(要約)って書いてあったので、今回はクレジット順の逆からやってみることにした。
実際いい感じだったからこだわりなければこれがおすすめだけど、一連の騒動にまつわる事情はどのルートでもある程度明かされてたから好きな順でも特に問題なさそう☺


( サブキャラ )
鷹宗さん➭東条家現当主のヒバリ様祖父で、今回の騒動の発生源。顔を合わせると煽り合いっぽくなるのでじじまご関係は若干バチバチしてるけど、本当はヒバリ様のことを大切に思ってるツンデレジジイ👴♪

春日➭ヒバリ様の専属執事(もちろんこの度の共同生活にも同伴してる)で、ヒバリ様が公私ともに絶大な信頼を寄せる唯一無二の存在。教育係的な面もあるのでやや厳しいものの、ハイパー有能なうえに田丸篤志の声がするヒバリ様過激派の美形男なので最高。オタクがみ~んな好きなやつ🥺

紬ちゃん➭ヒバリ様の親友。穏やかだけど実はゴリゴリオタク趣味のゴスロリお嬢様なので、花婿候補達に翻弄されるヒバリ様をウキウキ見守りつつやさしく相談に乗ってくれる。おもしろいしかわいいしヒバリ様のことをだいすきでいてくれるので最高🥺💓

有村さん➭ヒバリ様のクラスメイト。学校では目立たないようにしてるけど実は校外では超遊んでるゴリゴリのギャル。いろいろあってイツメンになるので、ヒバリ様の恋愛相談窓口として辛口かつ的確なアドバイスをしてくれる。有村さんも最高だし、ギャルの友だちができてウキウキのヒバリ様もかわいくて最高……🥺💓


( 東条ヒバリ )
才色兼備で家柄も良く、ご学友のみなさんの憧れの的になってる優等生お嬢様(17)
「東条家跡継ぎ」の立場に見合うように常に気を張って堅実に生きてきたのに、急に知らん男達(しかも全員変)にプロポーズされるわ、そいつらとの共同生活まで始まるわでペースを乱されまくり、開幕早々クソデカストレスを抱えることになる🤒

心を許した極々一部の人以外には隙を見せない大人びた対応をしてるから花婿候補達のこともやんわり受け流そうとしてたものの、本来は結構きっぱりとした物言いをするタイプなので徐々にみんなのストロングギャグ漫画ムーブに耐えきれなくなって、有能ツッコミ女子高生としての才覚を発揮させていくの超助かった。ちょうど足りてなかったんだよね~!銀魂で言う新八、ボーボボで言うビュティみたいな人材(曲解)

ヒバリ様は育った環境の影響もあって誰かに頼ったり甘えたりすることが苦手なアルティメット強がりさんだから序盤はかなりツーンとしてるんだけど、本当は年相応に無邪気で乙女な一面もあるので、突然自分の人生に乱入してきた激ヤバ人類達のはちゃめちゃムーブによって少しずつそういう素の部分が引き出されてくるのがすごくいいなと思った。
好意を寄せる相手によってヒバリ様の人間性のニュアンスにも微妙に違いが出る気がしたので、それぞれの男から影響を受けたヒバリ様が自分の変化を相手にどう還元していくのかってとこも見所のひとつかな~という感じ🤔

ここまで書いてきたようにだいぶ自我強いし、意外とバックボーンが複雑でヒバリ様自身にも難儀ポイントがあるから人によって向き不向きはありそうだけど(自己投影派は厳しそう)、ツンツンガールからかわいい恋する乙女になっていく振り幅、ギャグ漫画の登場人物(大ウソ)としてのコミカル感とかいろんな面から見てて楽しいエンタメ性爆高の最高お嬢様だったので個人的には気が合った。好き。人間性的にかぐや様好きな人は結構適正あるかも。

あと好意の成長に合わせて違和感なくなだらかに変化していく声のトーン、コミカルシーンでの思いきりのいい全力のリアクションとか、明らかに声と演技のパワーでヒバリ様の魅力がより増し増し大爆発してたと思うので藤田咲さんへの無限の感謝が止まらない。天才キャスティングすぎる……🥺✨

 

■花婿候補
ツンデレジジイがヒバリ様の婿候補として選んだ(選考理由は不明)謎の男達。
 


結婚詐欺(未遂)、ギャンブル狂(疑惑)、ヒモ(本当)、借金(本当)………そしてなんと、全員無職‼‼(威風堂々)

激ヤバプロフビンゴシートをドカドカあけていく協調性0のギャグ漫画集団だけど、みんな普通に気はいいからなんやかんや憎めない感じ。
ちなみに4人はヒバリ様が合流する1ヶ月前から共同生活を始めてた(協調性がなさすぎて集団生活の練習をさせられてた成人男性達ヤベ~!)ので、立場上は一応ライバルだけどそれなりになかよし。


( 八神那由太 )
花婿候補① わんぱく借金小僧(20)
ステータスがフィジカル全振り(体力と身体能力がエグい)で頭を使うのは苦手なのに行動力はめちゃくちゃあるっていう一番厄介なタイプのトラブルメーカー。
悪気なく場をはちゃめちゃにしてくるようなやらかしが多いし、異様な熱意でヒバリ様に踏まれたがってたのはどゆこと?すぎて普通に恐怖を感じたけど、素直(すぐ変な壺とか買わされる)で元気で明るくて人懐っこい性格なので憎めないかわいさがある感じ。

そんな那由太くんは唯一ヒバリ様に「くん」付けで呼ばれてたり(一応年上なのに)、近所のじじばば達の人気者だったりで周りの人からわんちゃんか孫か🐕☀👦!みたいなかわいがられ方をしてるんだけど、途中で特定の状況下だとやがみなゆたくん(6)から八神那由太さん(20)になることが判明してすーーーごいびっくりした。
なにこのえげつないオンオフ?急に知らない成人男性出てくるじゃん。心臓に悪~っ!ていうかこういう極端な人格の切り替わりもギャグ漫画イズムを感じると思いませんか?

で、まんまとそのヤバギャップが大刺さりしたヒバリ様が好きな映画のヒーローとヒロインの関係が自分達に似てることに気付いてバタつき始めるのが個別の流れ。
最初は憧れのシチュエーションにときめくヒバリ様の様子がほほえましかったものの、話が進むにつれ夢見がち乙女モード全開お嬢様 vs アルティメット鈍感男によるすれ違いが混迷を極めていくので凄まじい勢いのズンドコが発生しててうけた。


ほらも~っ!那由太くんの情緒があまりにもカッスカスだったせいでヒバリ様が鈴木雅之になっちゃったじゃん………!!

全体を通して2人のちぐはぐ感にかなりむずむずさせられたものの、ヒバリ様に超なついてる那由太くんのトリッキー無邪気が終始おもしろかわいいルートだった。
他の花婿候補達のナイスアシストも光って最高だったし、終盤のヒーローショーみたいなとこ(曲解)楽しくて好き。来場者特典で応援用ハイヒール配っときな……👧👠(?)
そんでLOVE ENDさ~!急にドタバタ思春期を迎えた那由太くんもオモロでいいけど、スチルのヒバリ様イケを発揮しすぎじゃない!?ハワ……になった🥺

 

( 黛汐音 )
花婿候補② 神々しいヒモ(22)
万人受けする美しさと圧倒的癒し力で数々のパトロンの元を渡り歩いてきたお兄さん。
ヒモってワードのパンチが強いので最初はパトロン達とはちゃんとCERO:Bの関係を築けてたのかやや心配してたけど、ふたを開けてみると「そばにいてくれるとモチベが上がっていい感じになれる♪」的な、信仰対象に近い取り扱いをされてたっぽくてうけた。美形座敷わらしってコト……🤔!?(クソデカ曲解)

汐音さんは浮世離れしてるところがあって物腰もやわらかいので一見誰に対してもやさしそうなんだけど、実際は自分が興味ない人には1ミリたりとも関心を向けないし、自分がやりたくないことはぜっっっってぇやろうとしねーしで優美な見た目のわりにありえん頑固なのがめちゃくちゃおもしろかった。
なのにゆるふわ~な口調と野島健児の耳心地がよすぎるふんわりボイスでコーティングしてみんなにやさしいお兄さん♪っぽく見せてくるパワープレイ、普通にズルじゃん(?)

個別はそんな自我バカ強な汐音さんが唯一特別な感情を向ける存在であるヒバリ様のことを超絶甘やかしてくる話。
汐音さんは今までいろんな人を見てきただけあって相手が求めてるものを見つけるのがすごく上手いので、ヒバリ様の心の中にあるさみしさを的確に見抜いてじわじわと癒していく過程が見てて心地よかった。頭を撫でたりハグしたりで接触が多いのに変に蠱惑的な空気にならなかったのも甘やかな安心感と穏やかなときめきがあっていい。スーパーカウンセラー様……🥺

汐音さんの感性が独特なので終盤は価値観の違いでヒリつくイベントが発生するけど、その時も汐音さんが絶対自分からは折れずに自我を貫き通してたのまじで笑った。ほんとにいつでもまっっったく自分のペースを乱さないし、終始汐音さんの手のひらの上で踊らされてるようなルートって印象。
その分汐音さんの人間らしさはあんまり見えなかったから攻略対象の成長とか変化をしっかり感じたかったり、感情的になるところを見たいような人とは気が合わないかもしれないけど、まあ汐音さんなら仕方ないな……って思わされる不思議な納得感があったし(野島健児のふんわりボイスに丸め込まれるオタクの典型例)、バリバリ甲斐のあるトリッキーな話だと思うので個人的にはかなり好きだった。よかったよね~汐音さん。強情お嬢様わからせお兄さんって感じで。おもしれー男。

あと最後に話それるけど、スチルの顔力強すぎなかった?日常が絵画すぎ~😭
オトメイト、黛汐音さんのスチルを飾るためだけの美術館とか建てたほうがいい。


( 石動大我 )
花婿候補③ デリカシー欠如兄貴(23)
乙女ゲームでも野蛮なノブ・オカモトが見たいオタク、石動大我の顔とキャッチコピーの「俺様」の文字を見てこれだよこれこれーっ!!の気持ちでゲームを始めたんだけどなんかこいつ、多少強引なところはありつつも意外と感性が常識的でうけた。
こんなピンク髪バチバチピアスで学校行ってもずっと屋上で昼寝してましたって面構えの男(大大大偏見)が4人でしゃべる時の回しを担当するまとめ役みたいになってることある?おもしろすぎる。珍百景登録だよ。

石動大我は物言いがかなりはっきりしてて振る舞いも粗野なんだけど、結構人のことをちゃんと見てるし、周りとの調和を大事にできるような面倒見のよさもあって気が回るから集団の中に1人いると助かる人材だな~と思った。
その反面ヒバリ様をからかってくるようなクソガキっぽさも持ち合わせてるのが気安くていい。ヘルメットのくだりとか、デリカシーがない失言かましてギャルとゴスロリお嬢様にガチ説教されてた成人男性んとこバカ笑いした。個人的な感覚だと俺様よりもガキ大将っぽい気質のほうが強い気がする🤔

個別はあることをきっかけにヒバリ様が石動大我のことを信用できる人間って認識するようになってどんどん打ち解けていく話。
連日部屋に遊びに行っては話を聞いてもらったりして石動大我にめちゃくちゃなついてるヒバリ様が超超かわいかったし、ヒバリ様になつかれた石動大我のまんざらでもなさそうな様子もよかった。根はまともだから距離感バグりすぎてたらちゃんと男女ってことを意識させて注意してくれる(このイベント最高だった🥹)のも信頼~!

そうやって一緒に過ごすうちに自分と違う視点で、自分の知らない世界を見せてくれる石動大我を尊敬するようになって惹かれていくヒバリ様のピュアな好意がまぶしかったし、乙女ゲーム的な沸きポイントも多くて基本楽しく見れたんだけど、終盤急にかまされる石動大我の大イモ引きムーブだけは真剣にハァ~~!?になっていやだった。理解はできるけど納得までいけないし、それまでの流れがよすぎたから余計うーんな気持ち。

っていうクソデカムムムポイントが引っかかりすぎてまあまあもやついたりはしたけど、その後のヒバリ様の対応が素晴らしかったのと着地がスーパーぼんた好みだったことで溜飲を下げて、四捨五入するとハッピーなルート♪ってところに気持ちが落ち着いた。ほんとにLOVE ENDめ~~~っっちゃいい🥺✨
個人的に石動大我といる時のヒバリ様がかわいさと凛々しさのバランスがよく感じて好きだったし、この2人がくっつくのがいろんな面から見て一番安定感ありそうと思った。そんな推しカプ。

ところで余談だけど、まばらな時間に寝起きしてご飯も食べたり食べなかったりする石動大我の生活リズム、めちゃめちゃ無職っぽくてよくなかった?ギャンブルで借金して臓器売ってるから少食説出てたのは死ぬほど笑ったけど。
あと部屋着の服に描いてある猫?みたいな謎のキャラなに?よく見たらスマホケースも同じ柄でじわじわきた。

 

( 光森壱哉 )
花婿候補④ 一言一句ハイカロリー男(26)
・いろいろ気遣ってくれてやさしい
・料理上手(というか女の子が喜びそうなことは一通りなんでもできる)
・愛情表現を欠かさない
・ビジュアル良~!
これだけだと女の子の理想がつまったパーフェクトスパダリじゃん♪って気がしてくるんだけど、まあこの朝のあいさつでも見てよ。

う…………うるせ~~~~ッッ🤒!!!
ヒバリ様に対して基本こういう大げさ気取り男してくるからえ、ずっとこのテンション?疲れる~っ!(率直)と思ってたら同居人のみなさんもそんなリアクションしててうけた。一言一句カロリー高くてくどすぎるし、こんなんずっと聴いてたら鼓膜が肥満になってしまう🥺

光森はポテンシャル高いのにうっとうしい芸風(語弊)がヒバリ様にまっっったく刺さらず大スベリしてるせいで三枚目不憫枠っぽいおもしろ要素が目立つんだけど、「なんで俺が……😥」になりつつ飯をたかってくるライバル達にもちゃんとご飯をつくってあげたりしてた(みんな光森のこと給食当番だと思ってる)から普通にいいやつだな~と思った。
今まで女ウケを意識して生きてきすぎたせいで男友だちがいなかったらしい光森が自分に対してフラットに接してくる人間が多い今の生活を新鮮に感じてそうだったのもほほえましい😊

個別は光森がヒバリ様とのデート中に大やらかししたことをきっかけに話が動いていく。
やらかし自体はオイ!?だったものの、その後の光森が婿候補最年長の成人男性とは思えないしょんぼりめそめそムーブしてたのおもしろすぎたし、一連の騒動で本当は繊細で臆病な素の光森が見え始めたおかげでヒバリ様の中での印象が変わってきたのがよかった。
突き詰めていくとこの2人は根底にあるさみしさの種類が似てたので、そういうシンパシーを感じられるような部分が良くも悪くも話の中で効いてくるのもほ~という気持ち。

せっかく2人の関係が落ち着いてきたところでまたひと悶着あってごたつくうえに、光森が抱える問題もわりと根深いので見てても゙~😭‼ってなることが多かったけど、なんか終盤、それまでのめんどくさおセンチタイムがうそみたいに急にエキサイトしてくるからオモロすぎて笑い止まらなくなった。たすけて。
途中のうじうじっぷりが壱哉どころかもはや零哉だったから早く億哉になれ!とは思ってたけどさ~~やることが極端すぎるんだよな。本当になに?その背景も絶対今このシーンでしか使わないだろ(名推理)

というわけでなんかいろいろあったけど、大こじらせ極端男光森の奇行がダイナミックな分、どんな着地をするのか予測不能なのがおもしろくて興味深く見れたルートだった。
多分全ルートの中で一番トガった破れ鍋に綴じ蓋やってるし、光森の言動も全体的に乙女ゲームのメインヒーロー史上一番情けないのでは🤔?くらいパンチ効いてたから人によって向き不向きはありそうだけど(個人的には成人男性のみっともないところを見るの好きなので助かる)(最悪自己紹介)、お互いの人間的な需要と供給が奇跡的にマッチしたお似合いの2人って感じでいいな~と思った。ヒバリ様の難儀な問いに頭を悩ませながら導き出した光森のアンサーにもらしさがつまってて最高。

ぼんたくんの好みとはちょっと違うかもだけど、バリバリっぽさ全開の新感覚な話に感じたので結構オキニのルートになった。よかったじゃん光森~😄✋❗(同級生顔)
まあANOTHER ENDについてはルート終盤の奇行のことを考えるとおまえが公序良俗を語るなすぎてうけちゃったけど。あと例のスチルの検索履歴もおもしろくて好き。
光森、運転中よく考え事してるから後続車にクラクション鳴らされがちというあるあるをどこかで発表したかったオタクからは以上です。

 

( TRUEボード )
前述通り花婿候補4人攻略後に解放。
ボード1枚だから1時間半くらいで終わった。
ルートとしては頭の片隅にはあったもののここまでの周回でちゃんと触れられてこなかった部分について掘り下げられるような内容なので恋愛要素はほぼない。END自体も大団円っぽいし、テンション的には共通の延長と思ってていいタイプのドタバタ感。

予想してたことが当たってたから話の方向性としてはだよね~!って感じで驚きは特になかったんだけど、思ってたよりもめちゃくちゃ火力が高かったのでありえんバクモエした。正直攻略対象のルートより興奮したまである。やばい。たすけて。
というわけで個人的にはすんごい刺さるおもしろい話だった。一体なにがどうやばくて、どうしてぼんたくんはこんなに興奮してるのか。ぜひみんなもゲームをやって確認してくれよな😘🔥(販促)

 

各ルートについてはこんな感じ。
みんないいところもオイ~!ってとこもあったし、愛着もわいてるから誰が好きとかよくわかんなかった。一番乙女ゲームとして沸かせてくれたのは間違いなく石動大我だけど、プレイしてて一番おまえさあ~!(半ギレ)と思わせてきたのも石動大我だったからムズい。でもカプとしても好きだからまあ多分石動大我かな……おそらく……。
シナリオは一番逆攻略感あって新鮮だったからわからせお兄さんが好き☺

なんか全体的に見てて、ぶっ飛んだ作風のわりに各ルートで見えてくるそれぞれのめんどくさい部分には妙にリアリティーのある人間臭さを感じることが多かった(石動大我とか特にそう)気がするので、そのあたりのニュアンスは人によって合う合わないありそうと思った。

ただ、それぞれのルートで他の花婿候補達が2人をくっつけるためにほどよい距離感でアシストしてくれるのがむぇっっっちゃよかったな。みんないいやつ~🥺✨
一緒に暮らす人達がギスるとこ見るのあんま好きじゃないから個人的にはみんなのなかよしワイワイな関係性すごく助かったけど、逆に言うとそのひとつ屋根の下っていうシチュエーションならではの攻略対象同士の牽制みたいなものが見たい人には向かないかも。

 

■スチル、イラスト
個別のスチルは光森が20枚、他3人が19枚。
個別終わっても空いてるとこはTRUE ENDを見ると埋まる。
共通&TRUEでも計17枚、SDキャラのスチルも30枚くらいあって枚数多いし、出てくるタイミングも気が合ったからなんでここスチルないの!?がなくてありがたかった。

とにかく超超絵が上手いし、成人男性の照れ顔立ち絵とメインキャラ全員幼少期スチルがあるのも大助かりで、ゲームやってて「見てぇ~!」と思ったものは大体見せてもらえたのでイラスト全般ハイパー満足🤗💮
あと個人的にカゲロー先生絵のゲームは今までファンタジー系しかやったことなかったから現代的な作風で色の塗りがパキッとしてたのとか、那由太くんみたいなわんぱくかわいい顔立ちの子も珍しい感じがして新鮮でよかった。


■音楽
OP、EDとTRUE END用の曲があった。主題歌関連はTRUEの曲が一番好きかも☺
ED映像が「2人で本編のスチルを振り返りながらリアクションをとる」みたいな、他ではあんまり見たことのない構成になってたのもおもしろかった。途中挟まるCM的なやつ、それぞれ味があっていい。特に通販のやつバカ笑いしちゃった。那由太くん、今後絶対1人で買い物しないでほしい。

あとBGMは個人テーマがあるのうれしかった!
石動大我の曲めっっっっちゃ好き。気が合う。MUSIC開いた時に石動大我がシステムボイスで「俺の曲、超かっこよくね?」って言う度それなんだよな~!になる。

 

■限定版特典
ドラマとサントラの2枚組CD。それぞれについて軽く書いとく。

・ドラマCD「働くお嬢様~私にもできるから!」
バザーの手伝いに駆り出された花婿候補達についていったヒバリ様の話。約33分。
攻略対象とヒバリ様&春日が出てくるんだけど、特典とかでもヒロインに声ついてるのって結構珍しくない?
初めてのバザーにわくわくするヒバリ様、お手伝いしたくてそわそわするヒバリ様、うまく役立てなくてしょぼくれるヒバリ様……って感じでヒバリ様のかわいらしいところがたくさん見れてとてもほほえましい気持ちになった😊
攻略対象との絡みでいうと汐音さんと那由太くんはポジション的に結構おいしいかなと思う。そしてその裏でいろんな尻拭いをさせられてた石動大我うけた。

サウンドトラックCD
特典小冊子だいすきマンだから最初はCDだけなら別に限定版じゃなくてもよかったかもな~と思ってたんだけど、石動大我の個人テーマがめちゃ気に入ったので今はウキウキで聴いています🤗💿(寝返り)

 

プレイ時間は初回が約13時間半、以降は4時間半前後。前述通り共通がすーーーごい長いうえにRABIも全回収してたから1周目はびっくりするくらい時間かかった。
2周目以降は共通スキップしてルート選択んとこから始められて楽だけど、それでもまあまあ時間かかった印象なので攻略対象の人数少ないわりにシナリオは結構ボリュームあると思う🤔

みんなのキャラの濃さと話の勢いがマッチしてておもしろかったから全体としては楽しめたし気が合ったんだけど、プレイ中発生した感情がオモロ 8:2 ときめきくらいの割合だったので主観だと乙女ゲームをやってる!って感じはあんまりしなかったかもしれない。
なんかこう、バカなやらかしをした男達にヒバリ様が「いい加減にしなさーい😡‼」とか言ったあとコミカルに家が爆発して完!ってなるイベントが週3くらいで起きてそうなノリなんだよな(爆発オチギャグ漫画解釈)(偏見)

恋愛面も攻略対象達が大きく変化とか成長をするっていうより(だからそれが見たい!って人は不向きかも)、変な男達に既存の価値観をブチ壊されたヒバリ様がそれぞれの短所ともいえるトリッキーな部分にどう順応するか、みたいなところがエキサイティングポイントになってる気がしたのでだいぶ独特な感触だった。さすがにまったくなにも変わらないとまでは言わないけどクセの部分はわりとそのままなの笑うし、そうなるんか~😂!ってことが結構ある。

という感じで作中あらゆるところに様々なクセが散りばめられてるし、男達のかっこいいところを見てキャッキャするタイプの話ではない(素直無礼)から乙女ゲーム的な観点で見るとやや人を選ぶかもだけど、その分他の作品とは一味違うパワフルなはちゃめちゃ感が発生してたので楽しい人間達を見たい時、変わった作風の乙女ゲームをやりたい時にすごくおすすめ。
みんなもぜひバリバリをやって、大クセ無職達の等身大のかっこ悪さを体感して盛り上がってくれよな😉👊💥

このへんで終わる。ここまで読んでくれた人いたらありがとうございました🙇‍♂️
ちなみに今回は延長戦会場も用意した。

どうしてもTRUE ENDの話がしたくてさ~!プレイ済みの人は気が向いたらこちらもお付き合いよろしく。

ていうかここまでしれっと進めてきたけど、実はゲームの感想文かなり久しぶりなんだよね。乙女ゲームマブのみんな達元気だった?
ちょっと今作業の順番ごちゃついてるから更新も遅くなっちゃってるんだけど、ぼんたくんは普通に月1でなんかしらゲームして作業もじわじわとしたりしなかったりなんとなく元気にやってるのでご安心ください💪

とりあえず書き終わっててすぐ見せられる状態の感想文があと2つあるので、今後はそれを順番に更新する予定~!1週間くらい経ったら見せにくるから興味があれば次回もお楽しみに☺☀
みんな体に気を付けてハッピーなGWを過ごしてね~!ではまた👋

 

ぼんた(@b_booon51)