生きる少年漫画くん

検索バー上のぼんた(id:mamoryuuuuuu)ってとこにブログ概要とかあるので暇な時確認しといて~!

読書記録10

 


フリマアプリで出品してたものを買ってくれた人が購入後にメッセージで「これは見たことがなかったのでぜひほしいと思いました!」的な感じで買った理由を教えてくれたのがなんかかわいくてよかった(日記)

▼前

 

 

 


旅の断片 / 若菜晃子(読書時間 3時間)

silent課題図書3冊目。記録6で読んだ途上の旅と同シリーズで、旅先での純朴な思い出をおすそ分けしてもらえる感じの本。

途上の旅では大体旅した国ごとにエピソードがまとまってたと思うけど(うそついてたらごめん)、今回はそれだけじゃなくて旅先での夜にまつわる話、海にまつわる話みたいなテーマごとに章がわかれてるところも結構あってまた違った感覚で読めたのがおもしろかった。
今回はインドの話が特に好きだったな~!そこで出会う人達と土地の雰囲気がなんかよかった。マヘジいいやつそうだし、サモサのおじさんかわいい😊

他は「コルテス海にて」「Tさんのサンゴ」「日曜日の夕暮れ」あたりも好きな感じの話だった。コルテス海の中で書かれてた「無理になにかしようとか思わず自分の納得のために生きるのがいいよな(めちゃ要約)的な思想、気が合うので心地いい。社会人大学で若林も似たようなこと言ってた気がする。
あと夕暮れの話は、夕方特有のなごやかだけどちょっとさみしい空気感はどこの国でも似てるのかもって感じがして、行ったことも今後行く予定もない国に対して謎の親近感が湧いた。

個人的には楽しめてるし、せっかくシリーズ2冊読んだので残りの1冊も読んでみようと思う。まあ、なんか出版順よく見たら街と山のあいだ➭旅の断片➭途上の旅だったからめちゃくちゃ流れに逆らうオタクになるけど😂


ゴーストハント6 海からくるもの / 小野不由美(読書時間 1時間半)

ゴーストハントシリーズ6作目。
代替わりする度に人が死にまくってる吉見家から依頼を受けていつも通り調査に行ったものの、原因がなかなかわからないうえに調査の過程でナルが憑依されちゃったりでやばすぎん?大丈夫なのかこれ!?になる話。

日本海に面した岬の上にある老舗料亭の吉見家、そしてその近くには古い言い伝えが残る洞窟と神社が!って、もうシチュエーションからしいかにもなにかありそうすぎるんだけど、その反面これまでの依頼で見てきたようなあからさまな怪異があんまり起きないので、絶対普通じゃないのに原因がなんなのかはっきりしないっていう、得体の知れないじっとりとした気持ち悪さがまとわりついてる感じがよかった。

一連の原因がこれまでとは少し違う角度できたから興味深く見れたし、今回は憑依されたナルとそのナルの抑え込み担当になったリンさんが一緒に行動できない時間が結構長いので大幅に戦力ダウンした状態で進むんだけど、その分個々の持ち味が活きてた感じがしておもしろかった。特に綾子さ~!ね!?
表紙にもいたし、作中神社が出てきた時点でこ、これは……🤭!?てなってたけど、期待以上の活躍をしてくれてめちゃくちゃうれしい。これまで心霊面で目立った活躍がなかった綾子の事情にも納得したし、ウチらが求めてた綾子ってこれこれ~っ!という気持ち。

そしてジョンと真砂子ですら途中合流だったから今回は安原くんの出番は厳しいかと思ってたらピンチヒッター枠で出てきたのも沸いた。
安原くんは実務面で有能なだけじゃなくて常に自分のペースを乱さなかったり、一般人としてのフラットな視点で物事を見てくれるのがすごい助かるよね。ぼーさんに「これだから慣れちゃってる人は🤷‍♂️」て言ってるとこ超よかった。ぼーさんを危篤にして駆けつけてくれたのもオモロだったし、安原くんとぼーさんと麻衣ちゃんのやりとり永遠に見てられる☺️

いよいよ残り1冊になったところでナルの重要情報も少しわかったけど、麻衣ちゃんの夢に出てくるナルはなんなのかとかまだまだ全然わからないことがたくさんあるんだよな。本当にあと1冊でおさまる!?(疑心暗鬼)
前作からついに調査中にも死人が出るようになっちゃってるし、どんどん物騒レベルが上がってる感じがするので最後一体なにが起きるのかドキドキ。そんなにでかい進展はない気がするナルと麻衣ちゃんの関係もどう着地するんだろ。ナル麻衣は“ある”のか………!?
今回真砂子と麻衣ちゃんが「アタシら男の趣味悪くね😄?笑」的な話してたのまじで最高だったから、オタクとしてはナルとは特になんともならず真砂子とのマブダチENDを目指すのもやぶさかではない。

あと巻末の解説で映画監督の人が「もしゴーストハントを映画化するとしたら」って話をしてたんだけど、予算とか尺の都合で全員は出せないかもだから必要なキャラをしぼろうって一人一人の役割を確認していった結果、最終的に「あれ、全員必要だな……🤔」みたいになってたのおもしろかった。

 


アーサー王物語 / ジェイムズ・ノウルズ 訳・金原瑞人 絵・佐竹美保(読書時間 2時間半)

プリアサをプレイした流れでアーサー王関連の本とか読んでみよっかな~と思ったものの、ちょっと探しただけでもいろんな本出てきたからどれがいいのかわかんなくて結局読めてなかったんだけど、金色のマビノギオン(アーサー王モチーフの少女漫画)のおまけ漫画でおすすめの本が紹介されてたことを思い出したのでそれを見直して借りてみた。ちなみにこの先登場人物の名前は文中の表記に合わせる🙆

内容的にはアーサー王が剣抜いてブリテン統一して結婚して円卓の騎士最高~!になったけど、なんやかんやあってラーンスロットと対立することになって死ぬまで。そんでその合間にラーンスロットとかガラハッドあたりの話が見れる感じ。
前述した紹介の中で「ちょっとダイジェスト的だけど重要なエピソードはかなり入ってる」って言われてた通り、たしかにこれ聞いたことある!みたいな話はほぼ載ってたし、知らなかったこととかもあったから興味深く読めた。
一番印象に残ったのはマーリンが好きな女に利用されまくったあげく魔法で大木に閉じ込められちゃったやつね。可哀想すぎてめちゃくちゃ笑った(不道徳)
しかもそのあと全然出てこないなと思ったらなんかそのまま死んでたっぽい。ええ……そんなことある?かわいそ🥺

全体的に忙しい人のためのアーサー王物語的なノリでテンポよく進んでいって個々のバックボーンの掘り下げみたいなものがあんまりないから(ガラハッドとか気付いたら発生してて😲⁉️てなった)、物語として読みたい人よりとりあえず全体の話の流れをさらっときたい人向きの本かなと思った。
個人的には似たようなカタカナ名前の人が多いせいで誰と誰が血縁でなんだって!?になって読むの苦戦しちゃったな。エレインとか2人いるしさ~!アーサー王周辺の家系図は載ってたけど、相関図のほうがほしかった。てかこれ一応児童書的な扱いっぽかったけど、結構内容ムズくない!?児童かしこ~!

そういえばトリスタン全然出てこないなと思ってたら翻訳者のあとがきで本筋に関係ないからカットしたって書かれてたし、はしょられたエピソードもちょいちょいあるらしいからそのうち別の本とかで補完したい。
あと前アーサー王関連のことを軽く調べた時はラーンスロットとグウィネビアは不倫関係だったような情報が目についたけど、この本の中だとその件は誤解っぽい描写をされてたから著者によって解釈とか方向性が違ってたりするのかもちょっと気になる🤔
なんか補完におすすめの本(特にトリスタン関連)あったら教えて~!


ゴーストハント7 扉を開けて / 小野不由美(読書時間 2時間)

ゴーストハントシリーズ7作目。最終巻!
前回の調査が一段落して東京に帰ってる途中、道に迷ってダムにたどり着いたと思ったらナルが急に「帰ったら事務所を閉鎖する」とか言い出して!?一体なんなの~🤯!?
そんな中、なにか目的があるらしいナルに無理矢理くっついて近くのバンガローに滞在することになったクセ強霊能者ご一行が、その町の町長から調査を依頼されて廃校になった小学校に行ってえらい目にあう話(いつもの)

今回は廃校になった小学校の秘密謎多きナルが抱える事情の2本立てって感じ。
前者は調査の過程で起きる現象がかなり気味悪くてぞわぞわした。いつの間にかなにかがおかしくなってるような、ちょっとした違和感がじわじわ広がっていく感覚ってやだな~と思う。個人的にはこういうのが一番こわいかも。特に今回は話の中で「東京に帰って事務所が閉鎖されたらもうみんなに会えないかも」っていう麻衣ちゃんの不安もうっすらとつきまとってるので、それもあいまって余計に心細く感じた。

怪異には胸が痛むような原因があって悲しかったけど、その分問題を解決するうえでまっすぐであたたかい麻衣ちゃんの人間としての良さがフルパワーで発揮されてたのがすごくよかったな。話の端々から数々の厄介事を一緒に乗り越えてきたクセ強集団の独特の絆とか、麻衣ちゃんが本当にみんなのことがだいすきで大切に思ってることが伝わってきたのもはちゃめちゃにじーんとした🥲

そんで肝心なナルの件についてはまず前半にシリーズを通してナルは一体なにをしたかったのかが判明して一段階情報が増えるんだけど、小学校の件が解決した終盤さらにもう何個か衝撃的な事実が開示されるのでまあまあびっくりした。ッッッハ~~~~なるほどね………🤦‍♂️
終わり方きれいにまとまってたけど、ちょっとむずかしい気持ちにさせられるなと思った。なんかこう、清々しさと切なさが同時にくるような独特の余韻があるというか……おもしろいのは間違いないんだけど。ムズ~!

というわけでゴーストハント、完!
科学的なアプローチでホラー要素を掘っていくのが興味深かったし、最終巻の怒涛の伏線回収もやばくて全体的にとてもすごく楽しめた。装丁も毎巻きれいで好き。
巻数少ないわりに登場人物どんどん増えるからこんなに人間がいてまとまるんか!?と思いながら読んでたけど、一人一人にちゃんといる意味があるし、みんないいキャラしてて愛着も持ててよかった。霊能者ご一行だけじゃなくて笠井さんとタカちゃんも女子高生としての麻衣ちゃんの日常を担ってくれてる感じがして好きだし、安原くんなんて準レギュラーどころかもはや追加戦士並みの活躍してたもんね。

ぼんたくんとしてはやっぱぼーさんと安原くんが好きだな~!ゴーストハント乙女ゲームだったら(ゴーストハント乙女ゲームだったら?)、アニメイト特典はナルとジョンでステラはナルとぼーさんなんだけど、ぼんたはぼーさんと安原くんのオタクなのでワングーで買うよ。安原くんのワングー特典男感、えげつないと思いませんか?
今回もぼーさんと麻衣ちゃんのじゃれあいがいっぱいあって助かっちゃった。作中よく見られる「麻衣ちゃんの頭をぽんと叩くぼーさん」の描写だいすきなんだけど、麻衣ちゃんもそれが結構好きって言っててああ~~~~😭💓‼️(好)(沸)(尊)になった。ぼーさん、麻衣を養子にしてみないか?(私利私欲)
あと綾子、麻衣ちゃんに服とかくれてるらしい……へえ……………(キュン😳🫶)

以下、反転でネタバレ

博士もそういうこと~!?ってびっくりだったけど、ふ、ふ、双子~~~~~~!?!???(卒倒)
クソデカビッグ大大なるほど。今作の装丁も最初なんも考えてなかったからナルとリンさんかと思ってたけど、読み終わってちゃんと見るとこれ普通にジーンじゃん………🤒!!!になってまた卒倒した。

前作の感想でも書いたように主観だとナルと麻衣ちゃんの関係ってそこまで恋愛的な方向に進展してるように感じてなかったから、最終巻で麻衣ちゃんの恋心がどう着地するのかかなり気になってたんだけど、まさか別にナルのことはそんな好きじゃねえな……になるとは思ってなかったな。まあたしかに冷静に考えると、現実では塩だけど夢の中ではやさしい的なギャップにきゅんとしてたふしがあるからそうなるか~って感じで納得だけど😂

進展を感じてなかった分そこまでナル麻衣にぴんときてなかったので今後も積極的に恋愛面での進展を望むわけではないんだけど、夢の中のジーンじゃなくてナルが麻衣ちゃんを気遣ってくれたことだって極々わずかながらあったわけだから、ちゃんとナルをナルとして認識した麻衣ちゃんがナルとどう向き合ってどんな関係になっていくのか、やっとスタートラインに立った2人のこの先に興味津々🥺

ていうかジョンはまじでなんなん?脱法エクソシスト!?!???

▲終わり!

 


王と后(三) それは誰が罪 / 深山くのえ(読書時間 1時間半)

王と后シリーズ3作目。
鳴矢が毒殺されかかった件を調べていくうちに和可久沙が怪しいことがわかったけど……?っていう話。
ところで表紙の絵、最初は手触れてなかったから2巻でおててつなげてよかったね🤗と思ってたら、今回はもう手をつないでるとかいうレベルを通り越してひとつの塊みたいになってるけど?3巻でこれって、4巻の手は一体どうなっちゃうんだ(?)

今回は上記した件について調べていく中で不穏な動きをしてるのは誰なのかが鳴矢達にも少し見え始めるような内容だったけど、その過程でなんで天羽の后を嫌ってるのか、どうして今みたいな立ち振舞いをするようになったのかっていう、和可久沙の抱える事情がしっかり掘り下げられてたのが個人的には結構意外だった。
正直今までは嫌な感じのチクチクお局おばさんとしか思ってなかったけど、今回の話でいろんなことを知るとなかなかハードな道を歩まされてて痛ましく思えたし、ありのままの人間らしい弱さも見えてきてだいぶ印象変わる。淡雪とのやりとり好きだったし、それ以降ちょっと王と后の関係を気にしてくれてる感じなのにっこりしちゃった🤗

ていうか今回はその和可久沙との会話を筆頭に、全体的に淡雪の聡明かつ強かな一面が際立ってたのがとてもすごくよかったと思う。
個人的に香野ちょっと配慮足りなくない😡?てむっとしちゃうとこあったんだけど(まあ顔に出ちゃうあたり悪いやつではないし、淡雪も本音を言ってないから仕方ないっちゃ仕方ないけど)、その時の淡雪も見事だった。静かに強い女カッケ~しあまりにも后の器すぎる🥹✨️

話自体は和可久沙周りのことが中心になってたけど、鳴矢と淡雪はいつも通りフルパワーでいちゃこいてくれてたのも超助かった。
初っぱなから神事の退出時すれ違いざまに鳴矢がこっそり一瞬淡雪の手をさわっていったり、周りがきな臭くても2人はずっと男女交際禁止全寮制学校の学生みたいなノリなの最高~!185ページのそして、たぶん当たっている鳴矢もわかりやすすぎの素直男で笑う。
しかも今回は一線を越える手前くらいまで関係が進んでフーン、えっちじゃん(喜)(沸)て感じの描写増えてたしさ~!やったね🕺♪︎

2人の仲がトントン拍子のトンの段階ですでにありえん進展してるので今後も楽しみだけど、和可久沙の後釜になりそうな女の存在とかいろいろ不安要素もあるのでドキドキ。
今のところこのシリーズがほぼストレスなく楽しめてるのって鳴矢と淡雪がお互いのことしか眼中になくて、恋愛的な介入をしてくるやつがいないからだと思うので今後も横恋慕要員とか出てこないことを祈りたい。頼むっ……!


銀砂糖師たちの未来図 / 三川みり(読書時間 1時間)

シュガーアップルシリーズ17作目。
本編が終わりを迎えたあとの時間軸の短編集。今回は話が時系列に収録されてたので、1冊の中で大きな流れがある感じだった。軽めにそれぞれの感想を書いとく。

前巻までのネタバレを含むので、未読の人はこの先の文は見ないほうがいい🙅

 

リバース
行方不明になってたシャルがアンちゃんのところに帰ってくるまでの1年間の話。
シャルが自分を拾った人間の兄弟と過ごす時間を悪くないと思えてたの、記憶がなくてもアンちゃん達と過ごした時間がちゃんと息づいてる感じがしてちょっとじーんとした。
動向が気になってたラファルについてはまだほんのり未来への緊張感が残るけど、できるだけ長くじいさんと一緒に穏やかな時間を過ごして、もしいつかくるべき時がきたとしても新しい自分を見つけられてればいいなと思うし、兄弟は仲良く元気に暮らしててほしい。みんなの幸運がずっと続くようにオタクも祈る。

もう一人のアン・ハルフォード
「アン・ハルフォード」を自称して仕事を求めにきた小さな女の子を雑用係として雇うことにしたキースの話。
アンちゃんのことを職人としても1人の人間としても尊重してくれて、周りから見れば「可哀想」な境遇の子に簡単に同情してはいけないと思う、キースのすべての言動があまりにも立派すぎてちびるかと思った。こんな高潔な善人がクソデカ失恋してる世界、厳し……🥺

以下、シンプルにネタバレなので反転。


キースは今後ミリアムにとって養父というか、ペイジ工房のみんなにとってのグレンさんみたいなポジションになるのかな?
将来的に恋愛関係もまったくないとは言えないかもだけど、年齢一回りくらい違うし主観だと今回の話の方向性とかキースの人柄的にもそういうのはあんまぴんとこないし🤔

本編最終巻の史実っぽく語られてた部分、読んでて特に引っかからなかったから「パウエル・ハルフォード工房」の名前残ってた気がするんだけど(違ってたらまじでごめん)、そうなるとおそらくミリアムは将来的に砂糖菓子職人になるんだろうし、あとがきにあった「キースにとっての素敵な未来」は素敵な誰かと出会って結ばれることじゃなく、自分達ががんばって守ってきたものを次の世代につないでいくことなのかなと思った。
ただ、好きだった女(まだちょっと未練がある)に名字をもらった女の子の面倒を見ることになった男の概念は冷静に考えると結構やばない?と思う😂

子爵に捧げる青い薔薇
キャットさんがヒューからの依頼で砂糖菓子をつくることになる話。
キャットさん、アンちゃんのことが心配すぎて自分の店に帰らず1年ルイストンに滞在してたっていうから最初はえ~やさしい最高🥺🫶と思ったけど、ほったかしすぎたせいで店を追い出されたあげく、滞納分の家賃ドカッと払わされて金もないっつー宿無し文無しの激ヤバ成人男性になっててデッッッカイ声で笑った。まじで“生活”がへたくそすぎて死ぬ😂

てかさ!?それはそれとしてヒューさ!??なんだよもう、ちょっと~~~言ってよぉ~~~~~🤭!???(友だち顔)
超安心した、なるほどね。頭のいい権力者がやるやつね。よかったよほんとに~!
あとヒューとサリムの出会い地味に気になってたからそこ拾ってもらえて助かったし、ヒューとキャットさんのやりとりもよかったな。父の日って感じで(語弊)

アンと最初のお客様
アンちゃんがキースとは別の道で職人としてがんばるための一歩を踏み出したり、みんながアンちゃんとシャルのためにあることをしてくれるハッピーストーリー。
シャルが戻ってきてからも漠然とした不安を抱えるアンちゃんを見てあなた達せっかく一緒にいられるようになったのにまたそんな、ん゙も゙~~っ!てなっちゃったけど、最終的にシャル・フェン・シャルさんッ……🙇‍♂️‼️‼️(信頼)(平伏)になれたので最高だった。
エリルくんの成長も感じられてうれしくなったし、オールスター感謝祭くらいみんな出てきてたのし~!ステラちゃんもいたの、意外と付き合いいいじゃんと思ってややウケした。

ミスリル・リッド・ポッドの終わらない野望
アンちゃんとシャルに「もっといちゃつけ😡」って言うミスリル・リッド・ポッドくんの話。
4ページだから短いけど、ミスリル・リッド・ポッドくんが強火のシャルアンTOすぎてめちゃくちゃよかった。ラブ🫶

って感じ!本編終盤が若干駆け足気味で最終巻とかこれどうなってたんだろみたいに思うところがちょいちょいあったので、そういう部分を補完できてありがたかった。これをふまえたうえで本編最終巻読み直したい。最終巻だけ買おうかな🤔
あと個人的にあとがきでキャットさんが「貧乏くじ感が悲壮感とリンクしない」って書かれてたのすごいおもしろかった。わかる。

今回話のメインにならなかった人達も明るい未来に進んでることがわかってうれしかったし、いろんなところに希望とか救いがあって芸術点の高い終わり方だったと思う。でも、こんなにきれいな終わり方なのに、今第2部が始まってるんですよね!?え!?な、なにを………なにをするんだ!?
あらすじとか調べてないからなにもわからないけど、アンちゃん達はもう大変なことに巻き込まれてほしくないので穏やかに暮らしてることを祈る。2部もそのうち読むと思うけど、今回出てこなかった筆頭じじいんとこにみんなで帰省(概念)してる平和なシーンから始まりますように🥹

 


後宮の烏5 / 白川紺子(読書時間 1時間半)

後宮の烏シリーズ5作目。
寿雪を自由にするために高峻がいろいろ手回しして、ついに結界を破る儀式の時を迎えたけど……?って話。
そういえば今回淡海が登場人物紹介にメンバー入りしてた。やっと!めでたい🕺🎊

まず前作の引きでオタクが卒倒してしまった例の件は、今作冒頭で増えた情報のおかげでわりと穏やかに受け止められた。
ロマンス的な部分で受けたショックというより妃内のパワーバランスが晩霞一強になった場合発生しそうなあれこれを考えた時のストレスがでかかったからここはひとまず安心という気持ち。なんなら淡海の「そつがない」でまあまあ笑った。和ませてくれてありがてぇ~(𝑳𝒐𝒗𝒆)

話全体としては寿雪を救うための外堀を着々と埋めていく高峻と、烏漣娘娘の解放に向けた情報を集める寿雪の様子が軸になってる感じ。
今回判明した烏漣娘娘解放後に高峻は寿雪をどうするつもりなのかってとこがやや独善的に感じた(魚泳のことを隠そうとした時に近いあれ)から一瞬寿雪と一緒にムム😕になったけど、そのあと見えた高峻にとって寿雪がどういう存在なのか、それを聞いた寿雪の心の凪ぎとか、2人の間にあるお互いにしかわからないような特別な感情が切なくて美しくてとてもすごくよかった。2人の関係の落としどころとしてはかなり満足度高い。

ってわけでなんか、4巻読み終わったあとにオタクがイメージしてたような方向性とは少し違う展開だったからそれはわりと助かったんだけど、でも、あの、あのあの~~~~~~~終わり方爆裂地獄すぎない???
そこに至るまでにやばげなフラグ立ちまくってたので読みながら終わりじゃん……🤦‍♂️になってはいたけど、実際の状況が想定以上に最悪すぎる。そもそも地獄の助走でもし映像化されたらきつすぎて泣いちゃうかもみたいなシーンがあってそれもだいぶしんどかったけど、まじで今年読んだ本の中で一番最悪かもしれないくらい引きの展開が本当に最悪。おい、どうすんだ……こっからこの状況をどうリカバリーすんだよ高峻ッ…………🤮!!
ハ~~~~~……感情移入しすぎて超憂鬱だし、次巻読むのこわいな。もうなんか、今世はあきらめて1回みんなで滅んでみませんか?(最悪提案)次巻からは転生学パロワイワイスクールライフで優勝だ💪🥳(現実目そらし)

そんな感じで鬱々としたことばっか書いちゃったけど、夜明宮組は今回も最高だった。苦しい時手をにぎって一緒に寝てくれる九九、結界が破れても破れなくてもそばにいてくれる淡海、そしてその淡海よりも先にそばにいる宣言をしてた温螢の後方古参面(クソデカ語弊)……すべてがよすぎる。だいすき。258ページあたりの文章でTシャツつくりたい。まあ温螢は滅びる時はお供してくれるとまで言ってるしな……やっぱ1回滅んどくか♪︎

以下、反転で今巻のネタバレ。

 

寿雪が高峻に向ける感情の質感をいまいちつかめてなかったので、もし自覚がないだけで恋情が含まれててご懐妊の件をきっかけにそれに気付いちゃったら今後絶対苦しくなるからやだな~😭って前作読み終わったあとは思ってたんだけど(今回も途中までは九九と一緒に心配してた)、高峻が言った「半身」はかなり納得できてよかった。ソウルメイトってコト…………🥺!?
まあ実際のところ寿雪が恋とかそれに近しい感情をまったく持ってないのかって言われると正直ちょっとよくわからないけど、本人も「半身」にしっくりきてたし、それで気持ちが落ち着いてたので安心した。

てか亡命案結構びびったな。高峻、まじで寿雪にしっかり1人の人間としての人生を与えようとしてるんだ……て感じで。そのために本人の知らないところであんなに手回してんのめちゃくちゃ重くていい。感情デッッッッカ。
個人的に亡命案は高峻の寿雪を助けたいっていうエゴが出すぎてる気がしたのでどうなんだろうと思ったけど、儀式の時寿雪が「外に出られる」って喜んでたのを見てやっぱりそのほうがいいのかもと思い直した。高峻、寿雪理解選手権はおまえの勝ちだ………🤒(敗:オタク)

でも結局しっちゃかめっちゃかだし、今後が不安すぎますが。
死人を弄ぶような術まじできつかったし、麗娘の扱いがあんまりすぎるし、最後なんて乗っ取られたあげくいろいろみんなにバレちゃったじゃん。どうすんのほんと、ほんとに、ね゙ーーーーーっ😭‼️‼️‼️


終わり


天官賜福1 / 墨香銅臭 訳・鄭穎馨(読書時間 4時間)

ここ数年流行ってる中華BL、アニメ見た感じまどそしよりこっちが刺さって原作に興味津々だったんだけど、去年から日本語訳版が出始めたらしいので予約して借りてみた。ということで天官賜福シリーズ1作目。

2回天界から追放されたものの、この度神官に復帰した謝憐(数百年ぶり3回目)が信徒獲得のためにいろいろがんばったり謎の美少年 三郎を拾ったりする話。内容的にはアニメ1期の範囲丸々(鬼花婿~半月関の件)&救援要請してきた神官を探すために鬼界に潜入しに行くっていうアニメの少し先の話までが見れる感じ。
ところで装丁よすぎると思いませんか?写真見づらいかもだけど、文字と周りの枠の金色のとこ箔押しになっててめちゃくちゃ芸術点高い。2人の赤いおべべに爆裂映えてる~~~!

アニメ見てたから話の流れは知ってたけど、小説だと謝憐が3回目の飛昇をするまでの流れ、謝憐と風信&慕情の絶妙な関係とかアニメを見てた時にはいまいちつかみきれてなかった天界周りの設定、神官同士のパワーバランスなんかが詳しくわかって助かった。世界観への理解深まる~🥹
あと全体的にみんなアニメよりやや口悪めというか、トガってる感じなのも楽しかったな。謝憐アニメだと神谷浩史の声力でなんとなくふんわりしてる印象だったけど、原作だとそういう面にプラスしてまあまあのふてぇやつ感がにじみ出ててオモロイ。

一応ジャンルとしてはBLにあたるけど、今のところそういう描写はほんのり香る程度にしかなくて(三郎くんが明らかに謝憐にクソデカビッグ巨大感情抱いてんなってくらい)、知恵と法力などを使いつつ事件を解決していくような中華ファンタジーの空気がかなり濃いめだから特にBLが好きってわけじゃなくても普通に楽しく読めると思う。
謝憐がどんなことを考えてたのかっていうモノローグの情報量も多いし、世界観のことが詳しくわかったおかげでより物語に対する解像度が高まったので、アニメ見てた人は絶対原作も読んだほうが最高になれるよ。一緒に最高になろう🥺🤝

BL的な観点で話すと兄さん(謝憐)が使った水筒の水を飲みたがり、壺を振る謝憐の手に自分の手を添え(ここ絶対触りたいだけだろっ……!と思ったし雰囲気えっちっちだった)、賭けの品として食べかけの饅頭をもらって喜ぶ三郎くん及び花城がハードモード健気の年下執着攻め(推定)って感じでよすぎ。
おまけに謝憐はおそらく自覚なくいろんな人の人生に影響を与えてしまうタイプ(受けあるある)だし、謝憐の手伝いをしてくれる南風と扶揺も四捨五入するとツンデレみたいな男達でさ~!登場人物みんな好きなタイプでうれしい。男の趣味が同じのみんな達におすすめです🤗

初めて読む中国の本だし、図書サイズの400ページ&2段組(同人以外の小説で初めて見た)で結構文圧もあったから最初は読むの苦労しそうと思ったんだけど、翻訳と気が合ったのかびっくりするくらい楽しくさくさく読めた。
日本人だとわかりづらい言葉とかには注釈ついてるし、ずっと人名にルビ振ってあるのもかなり助かる。なかったら風信と風師100万回見間違えてたと思う。中国の人名ムズい。
これまでも翻訳された外国の本は読んだことあるけど、間違いなくダントツで読みやすい文章だったから感動してちょっと調べてみたら、翻訳されたものをさらに日本語の小説として読みやすくする作業をしてくれた人がいるらしいのでめちゃくちゃ納得した。
https://note.com/haruo_inoue/n/nad42b6f33d82
こうやっていろんな人の力があって今回浅学オタクが楽しい話を読めたんだな。翻訳に関わったすべてのいのちに頭が上がらない。ありがとうございますッ………🙇‍♂️🙇‍♀️‼️‼️
年が明けたらアニメ2期の吹替版始まるのも楽しみ~!

 

という感じ。
ほんとに偶然予約の順番が一緒にまわってきただけなんだけど、今回の第4便めちゃくちゃ中華ファンタジーって感じのラインナップになったのうけた。後宮の烏ではまたオタクの元気が減っちゃったけど、温螢と木登りした思い出を胸に強く生きるぞ🤒

ゴーストハントは悪夢の棲む家も読みたいんだけど、市内に蔵書なかったから中古で探すか他のとこから借りるかまあそのうちどうにかしようと思う。
あ、そういえばアニメも旧校舎のとこだけ見たよ!ぼーさんのイントネーションてまんま坊さんなんだ……!になったし、浜田賢二さんの声がするぼーさん恋すぎて笑い止まらん😂✋️
早くアニメでも安原くんで勝ちたいしがんばって見進めよ。

最近集中して読んでたシリーズものが今回一段落したので次回からはしばらく1冊で終わるやつとかすぐ読めそうなの中心に読みたい感じ。気軽に楽しめるおすすめあったら教えてね👂️
ここまで付き合ってくれた人いたらありがとうございました~!ではまた👋

 

ぼんた(@b_booon51)