生きる少年漫画くん

検索バー上のぼんた(id:mamoryuuuuuu)ってとこにブログ概要とかあるので暇な時確認しといて~!

神なる君と 感想

 


やりたいゲームリストに入れてたらフォロワー殿が貸してくれたんだけど、四季を大切にする風流なオタクなのでちゃんと秋まで待ってから嗜ませていただいた🍁

「ガンガン墓荒らしてくんで!」とか言ったわりに2作連続でSwitchのゲームやっちゃってたけど、見せてやりますよ。うちのPSPがまだまだ動けるじいさんだってことをね……👴🔥‼
そんな感じで記録と報告を兼ねてなんとなく感想書いとくから気が向いたら暇つぶしにでもどうぞ~!

 

以下、主人公=咲耶ちゃんで話を進める。主観と偏見がすごいので書いてあること大体うそだと思ってなんとなく読んで~。

核心に触れるようなことは書かないけどこういうシーンが~みたいな話はするから各々気を付けてほしい。
あと同じラインのタイトルだし夏空のことも多少話すと思うので、一応そっちの感想も置いとく。読まなくても全然問題ないけど興味あったらよろしく☺

 

■ストーリー
いつもみたいに幼なじみの鳴海くんちの神社に行ったらなぜかそこで祀られてる神様(ミコト)に急に神様の座を譲られて、なんかよくわからんうちに神様になっちゃってた🤯!?
っていう咲耶ちゃんがなんやかんやで神様活動の一貫としてみんなの願いを叶えるためにがんばりつつドタバタ過ごす秋の話。

上記の咲耶ちゃんが神様になったところまでがプロローグ、そのあとは共通ルート2章の間にサブキャラ関連のイベントを挟みながら進んで個別は4章って構成。
サブイベントは四通りあるんだけど1周につき1個しか回収できないし、それぞれの話もわりと長くてボリューミーだから周回でも共通ルートは結構時間かかった気がする。
ENDはそれぞれ2種ずつ。ひとつはBESTENDって感じだけど、もうひとつは人によってだいぶニュアンス違った。悲恋っぽいのが多い。

神様権を譲られる時「千年の約束がどうたら~」的な意味深すぎること言われてたから重ための空気で進行するかと思ってたけど、咲耶ちゃんは星祭りっていう行事が終わるまでの期間限定の神様らしいし、神様活動もみんなが手伝ってくれたおかげで部活っぽいノリで楽しそうにやってたから想定よりもカジュアルな描写が多く感じた。ワイワイしてるとこいっぱい見れて楽し~🤗♪

攻略対象との関係については神様活動のこととか咲耶ちゃんのパワフルな人間性の影響もあって自然と親しくなっていくし、元から仲いい人もいるから見やすいと思う。
ただ、共通はオールキャラワイワイの空気感が強くて、個別は個別で共通からちらついてたそれぞれの抱えてる問題に焦点が当たってぐっとシリアスな展開になっていくので、乙女ゲーム的な甘さ?みたいなものはあんまり期待しすぎないほうがいいかも。

楽しく過ごす時間の裏にある真相が壮大なうえに個々の事情も重めだから終盤にかけてはだいぶしんどい状況になってたけど、各ルート「神様であっても運命は変えられない」っていう無力感に苛まれながらも好きな人と一緒に歩む未来をあきらめず困難に立ち向かっていく咲耶ちゃんの人間らしいたくましさが心強くて見ごたえあった。

 

■システム
ノベルゲームなのでむずかしい操作はなし。
プレイ環境も特に気になることなかったから問題ないと思う。
しいて言うならスチルからのシーン再生しかなかったり、デフォ名が呼びないのは残念だけど昔のゲームだしまあそこは仕方ない🤔

・テキストの表示
夏空だとかまいたちの夜みたいだったけど、今回は慣れ親しんだシミュレーションゲームの形式になってたから見やすかった🙆
でも今度は個別ルート以降のシーン転換時にアイキャッチで出てくる各男のシルエットがかまいたちの夜っぽく見えてきちゃってなんの関係もないところでややウケした。

・御神楽山散策
作中の背景が鑑賞できるところ。
各背景サブキャラも含めた登場人物2人ずつでその場所にまつわる話をしてくれるんだけど、全43枚だから結構ボリュームあるうえに本編ではそんなに絡みがなかったキャラ同士の会話も新鮮でおもしろかった。
頼仁さんがハチ公を自分のことを祀った像だと思ってたエピかわいすぎだし、咲耶ちゃんの部屋のことは絶対鳴海くんに話してほしい😠‼というオタクの願望も現実になったので満面の笑みです🤗

・言ノ葉大全
作中出てきたワードを解説してくれてる辞書的なやつ。登録単語は100個。
解説テキストだけじゃなくてボイスコメントもついてるんだけど、個別ルート以降に出てきた単語はそれぞれの男が咲耶ビッグラブの状態でしゃべってくれてる(END後っぽいのもある)から、数多くて大変かもだけど絶対ちゃんと全部聴いたほうがいい。最高になろう……🤒‼
30番のコメントで寿命が延びたオタクより

・願い絵馬
みんなに手伝ってもらいながら絵馬に書いてある願い事を叶えていくミニイベント。これが前述した神様活動にあたる。
ミコト以外の4人それぞれがメインっぽくなってる話(該当の男のスチルが出てくる)が1人あたり3個ずつ、全部で12個あるんだけど、共通ルートの絵馬イベント発生回数も3回だから4周すればきっちり全部回収できるの助かった。ちなみにスチルの回収には正しいお守りが必要っぽかったので選ぶ時注意して!
夏空のLRC的なやつだけど、LRCだといっぱいあるうちランダムで出てきた3つの中からイベントを選んでたのが今回は最初から全イベント表示されてたから選択の自由度が高くて楽でよかった。

 

次は攻略順に感想。

(苓➭弓鶴➭八雲➭鳴海➭ミコト)

ミコトは攻略制限あり。
ゲーム始めてみて「こうやろうかな~!」と思った順と、その直後フォロワー殿がおすすめしてくれた順が一致してたから今回はこれでやってみた。実際やってみてもこの順がベストな気がする🤔
とりあえず弓鶴&八雲鳴海&ミコトって組み合わせでお互いのルートの内容に干渉してる感じがしたからそこは2人ずつ続けてやったほうが話がわかりやすそう。

あと公式サイト死んでると思うから声帯とか軽く説明しとく。


って感じ。見づらかったらごめん。気持ちだけ伝わってほしい。


( サブキャラ達 )
頼仁さん➭鳴海くんちの神社の狛犬「ござる」しゃべりの萌えキャラわんこ🐶
三神➭恋バナ好きのネコチャン、ルー語でしゃべるペンギン、帯刀してるクマっていうバラエティーに富んだ組み合わせで行動してる神様3人組。暇つぶしに週5で学校に遊びにきてるらしいけど、それはもう登校なんだよな。
亜紀ちゃん➭霊的なことをなんとかする組織の一員で、代替わりした神様の様子を見にきた。
ふーさん➭近所の駄菓子屋店主兼自称:伝説の拝み屋。ガサツだけど親しみやすくて気のいいお兄さん。檜山さんの声がするのになんで攻略できない!?

 

( 神木咲耶
開幕早々「困ったときの神頼みじゃなくて最後に頼るべきは幼なじみ(意:鳴海、宿題やるの手伝って😉)とかいう名言をかましてフロアを沸かせたヒロイン。鳴海くん、八雲兄さんとなかよしの高校2年生。
なんか急に神様になったけど普通の人には見えないものが見えるようになったとか以外大きな変化はないので、神様活動する時以外はほぼ普段通りに生活してる。

性格的には明るくて前向きで元気なんだけど、弁当を忘れる!(鳴海くんがわけてくれる)宿題が終わらない!(鳴海くんが手伝ってくれる)みたいなことをしょっちゅうやってるから元気の方向性にわんぱく小僧感があって見てて楽しかった。
でも道端で拾ったどんぐりを秒速で口に入れてたのはさすがにやばくない?めちゃくちゃ笑った。我らが思ってる以上にガチのアホ男児すぎる👦☀

全体的に思考と言動が独特なパワータイプのおもしれー女でだいぶキャラ濃いから自己投影とかはしづらそうだけど、怠惰な部分も見せてくれたりで等身大の人間らしさを感じられたので親しみを持てたし、ちゃんと人の気持ちに寄り添うことができる子で攻略対象との関係もそこまでストレスを感じることなく見守れてよかった。
スタオケの朝日奈ちゃん好きな人は適正あると思う。朝日奈もそのうちどんぐり拾って食いそうだよな(偏見)

 

( 水庭苓 )
咲耶ちゃん達が通う学校の旧校舎に住み着く明るい幽霊。
波長が合うらしくて勝手に咲耶ちゃんの背後霊になってたけど、基本別行動でプライバシーを尊重してくれるから無害。むしろほんわかしたいい子なので和む👻♪ 
あとちょいちょいひょんなことから成仏しかかってたの笑った。一発ギャグみたいなテンションで成仏(未遂)しようとするのやめな。

個別は苓くんが進路に悩む咲耶ちゃんの相談に乗ってくれたりして距離が縮まっていく話。
最初は一緒に職場体験(?)してみたりきゃっきゃしててかわいかったんだけど、先のことを考え始めたことでどんどん「生きていて未来がある人間」「本来ここにいるべきではない存在」っていう2人の違いを実感していくのがなかなかしんどかった。ラジカセとかノートあたりのくだりさ~~やばかったよね。初回から結構泣いちゃった。

幽霊が相手となるとやっぱり恋も一筋縄ではいかないので終盤はだいぶ切なさが強まるものの、今まで話し相手がいなくてさみしい時間を過ごしてきた苓くんがやりたかったことをみんなで叶えてあげたり、悩む咲耶ちゃんを鳴海くんが気遣ってくれたり、周りの人達のあたたかさを感じられるようなやさしい話でよかった。みんないいやつすぎて泣く。おかげさまでこの日は湿り気を帯びた枕で寝ました😢🛌
最後に攻略順について言っとくとこのルートは真相に近い情報がほぼ出ないからわりと独立した内容になってた気がするし、感触的にもマイルドなので1周目向きだと思う。

 

( 二ノ神弓鶴 )
咲耶ちゃん達が通う学校の生徒会長。3年生。
☑人ではないものの存在が見えてる
☑なんか猫耳としっぽ生えてる姿見ちゃった
って感じで早々に人外リーチかかるのに「僕は人間だ😡」とか言い張ってくる妖(仮)。
口も態度も悪くてひねくれ者っぽいけどそのわりに付き合いはいいし、ややずれてるところがあって度々変な角度から笑いをお届けしてくるので憎めない萌えキャラめがねって感じ。缶蹴りの時の弓鶴先輩あまりにもおもしろくてデッッッカイ声で笑っちゃった。絶対だるまさんが転んだとかも全力でやってくれるでしょ。見たすぎる。

個別は弓鶴先輩の過去になにがあったのかを中心に展開していく。
共通のうちから弓鶴先輩人間のこと嫌いって言うわりに結構手助けしてくれるよな~と思ってたので、過去を紐解くことで弓鶴先輩にどういう事情があるのか、どんな気持ちでいるのかがわかっていくのが興味深かった。
ただ、よかれと思ってやったことが余計事態をややこしくしてませんか!?みたいな、個人的に若干もやつくポイントがいくつかあったからシナリオはそこまで気が合わなかったかな🤔

でも難儀な弓鶴先輩にくらいついていく咲耶ちゃんがたくましくて心強かったし、弓鶴先輩がデレるのも思ってたよりスムーズだったから2人の関係は見てて楽しかった。
「勉強見てやる」って言われて、好きな人と一緒に過ごしたい気持ちと勉強がいやすぎて仮病を使おうとする気持ちの間で揺れる咲耶ちゃんおもしろすぎ。そんな磯野カツオみたいなノリで勉強回避しようとするヒロインいます😂?

 

( 竹清八雲 )
咲耶ちゃん&鳴海くんと幼なじみで、弓鶴先輩の親友を自称する3年生。シャツの襟が豪炎寺さんのユニフォーム並みに立ってる。
人当たりよくて勉強も運動もできる人気者なんだけど、身体能力の高さが常軌を逸してるせいでなぜか宇宙人(本物)とステゴロで戦うイベントがあってめちゃくちゃ困惑した。

みんな、幼なじみ的存在の兄貴分が宇宙人と戦うスチル見たことある?ぼくは見ました。
性格的にはやや暑苦しいにぎやかお兄さんって感じなので、守沢千秋とか三毛縞斑あたりのラインがイメージ近いかもしれない🤔

数々の豪快珍ムーブを見届けて迎えた個別は、いつも元気で頼りになる八雲兄さんの抱える深刻な事情が少しずつ見えてくる話。
共通の時点で引っかかるとこあったし個別に入る前から話の方向性は予想ついてたんだけど、覚悟しててもなかなかしんどかった。
でもそんな状況の中でも咲耶ちゃんの前では弱いところを見せずにかっこいい兄貴分でいたいと思う八雲兄さんと、自分にとってヒーローみたいな存在だった八雲兄さんの脆さも受け止めて支えようとがんばる咲耶ちゃんの関係はすごくよくて、オタクの情緒はしんどいとエモいの狭間でズタボロっつ~わけ。

まあ配慮するとあんましゃべれることないんだけど、咲耶ちゃんの芯の強さが活きるような話になっててルートとしては結構好きな感じだった。終盤無理すぎて一生泣いたけど。枕、みずみずしくなっちゃってたけど……。
なんかこう、文脈は違うんだけどしんどさの質感が夏空の篠原涼太くんに近い気がして、それもフラッシュバックして5倍くらい余計に傷ついたみたいなところある(弱)
ベストじゃないほうのENDが普通にきつくて元気少なくなったので、次の周回にいく前にハートシグナルで幸せな羽多野渉を体内に取り込み元気を増やしたオタクからは以上です。

あ、あと攻略順について少し言っとくと、弓鶴先輩ルートで出てくる情報を知ってたほうがこのルートの話を飲み込みやすくなると思うので、弓鶴先輩は八雲兄さんの前に対戦しとく(続けてできたらさらに良🙆)のがおすすめ。

 

( 榊鳴海 )
同じクラスで隣の席とかいう爆強幼なじみで、この度咲耶ちゃんが神様として祀られることになった神社の跡取り。2年生。
元々幽霊とか神様が見えるせいで周りの人に敬遠されてた幼少期(夏目貴志くん的な)に咲耶ちゃんだけがそばにいてくれたので、その頃からずっと咲耶ちゃんのことが好き。
ここまでの周回でも咲耶ちゃんのことをすごく大事に思ってるのが言動の端々から伝わりすぎてしょっちゅうえ、もう、鳴海くんとくっつくのが一番よくないですか🥺?(曇りなき眼)になってたからウキウキ4周目選手入場した。

鳴海くんは一見無愛想クール枠っぽいんだけど、テンションがフラット&口数がそんなに多くないだけで攻めた味のお菓子を食べるのが好きだったり、恋の話題になるとそわっとしたり~っていう年相応におちゃめな部分も多々見える結構わかりやすい男だったので、意外とストレートにかわいげを感じられた。
ややマイペースというか独特の間?みたいなものを持ってる気がしたけど、咲耶ちゃんのアホムーブにも普通に付き合ってくれるし、ぱっと見の印象よりフランクな𝑮𝑶𝑶𝑫 𝑩𝑶𝒀だと思う💮

個別はなんやかんやあって鳴海くんのことを異性として意識し始めた咲耶ちゃんがいろいろがんばる話なんだけど、いつもと変わらないはずの鳴海くんの言動が急に大刺さりするようになってバタつく咲耶ちゃんのズンドコラブコメ感が最高だった。手紙のくだりとか咲耶ちゃんらしさ全開すぎてほんとだいすき😂
鳴海くんが元々咲耶ラブな分咲耶ちゃんの気持ちの変化が印象的だったけど、恋心がすくすく育つ中でいつも鳴海くんから向けられてる感情をより正解に近い温度感で受け取れるようになっていく咲耶ちゃんの様子がくすぐったくていいなと思った。あ、甘酸っぺ~!その青春を早くしまってくれないとオタク、まぶしさで離散してしまう~!

ってわけで恋愛面はおもしろさとバクモエのバランスが最高で大変楽しめてたんだけど、もちろん鳴海くんにも共通の時点で不穏要素がちらついててそれが話の中でしっかり効いてくるので途中からはなかなか深刻な空気になる。
鳴海くんを取り巻く事情についてはほぼ予想通りだったものの、想定よりも理不尽かつハードな状況だったから普通には?と思った。なんかこう、駅近、バストイレ別、間取りも周辺の治安もよくて家賃もお手頃だけど日当たりだけすげーーー最悪の物件みたいな、そういうルートっていうか……伝わる?伝わらない……。

終盤シリアスなわりに問題の解決法がパワータイプなのは個人的にちょっとしっくりこなかったけど、鳴海くんの咲耶ちゃんに対する一途で深い愛にはじーんとしたし、お互いのことを大切に想い合う2人の関係も終始心地よかったので全体的にはオキニになった。いい塩梅の最高幼なじみルートだと思う。好き😳
ちなみにオキニのシーンは心配事が咲耶ちゃんには影響ないって知った瞬間爆速で切り替えて大浮かれしてくる鳴海くんと、一緒に勉強してたけど咲耶ちゃんが秒で飽きたから結局2人で外出て駄菓子屋でお菓子買ってキャッチボールしてたやつ。休日のアクティビティ小学生すぎて笑った。カワイイ~!

 

天津国星縁尊あまつくにほしえんのみこと / ミコト )
急に咲耶ちゃんに神様の座を押しつけ譲ってきた、鳴海くんちの神社で祀られてた神様。神崎美月さん並みに毛量がエグい。
長い年月を生きてきた分なに考えてんのかよくわかんないような食えない?ミステリアスなところはあったけど、基本的にはのほほんとしてるし結構おちゃめなムーブもしてくるので思ってたよりも親しみやすかった☺

ミコトは攻略可になるとプロローグで選択肢が増えるのでそこから個別に分岐する。
どうして咲耶ちゃんを神様に選んだのか、千年前なにがあったのかあたりを中心にここまでの周回でちらつかされつつもはっきりとはわからなかった部分が掘り下げられるから、内容的にはゴリゴリの真相ルートって感じ。
ネタバレに配慮すると全然言えることがないけど、長年神様として人の祈りを受け止めて見守ってきたからこそのミコトの気持ちが難儀でもどかしかった。

終盤ええ!?って展開があったりでどう着地するのかあんま予想つかなかったから最後までまあまあ緊張感あったけど、ミコトが神様で、咲耶ちゃんがそんなミコトのことを想って寄り添った人間だからこそ実現した神なる君と甲斐のある話だったと思う。
そしてその壮大でエモーショナルなENDに向かう道中、まーーーーーた八雲兄さんにべろべろに泣かされていたオタク。助けてください。

 

それぞれについてはこんなん。
予想通り総合的には鳴海くんが刺さったけど、シナリオは八雲兄さんのルートが一番見ごたえあった感じ。オタクの涙を搾り取る仕事とかあったら八雲兄さん天職だと思う。
攻略対象みんな思ってたよりも変なやつだったし、サブキャラも個性的でおもしろかった。咲耶ちゃんのパパママ、この親にしてこの子ありを体現しすぎなオモロ家族で良~😂

全体的には満足してるんだけど、せっかく神様になったわりに神様関連の描写が想定よりふわっとしてた気がするので、欲を言えば神様の世界のことももっと見てみたかったな~って気持ちがある。
あとおさななズ、物心ついた時から一緒とかじゃなくて小学生の時咲耶ちゃん経由で合流した3人組っぽかったからそのあたりの回想?とかもあればな~と思った。作中3人だけのシーンってそんなにないし、咲耶ちゃんとそれぞれ2人はともかく鳴海くん八雲兄さん間とか3人での関係の温度感が個人的にはいまいちつかめなかったかも🤔

 

■スチル、イラスト
1人あたり14枚ずつ。そのうち数枚は共通内で出てくるし、ミコトの個別枠はサブキャラのスチルとかも表示されてたので全体的に枚数は少なめに感じたかも。
ちなみにコンプスチルはデスコネ(語弊)

やや不安定に感じるスチルもあったけど、意外とコミカルな表情の立ち絵があったりするのおもしろかったし概ねよかった。でも幼なじみ2人に幼少期スチルがなかったのはだめじゃない!?宇宙人と戦ってる場合じゃなくない!?(正論)
どっちも強めの幼少期エピがあったから余計どうして??になった。これだけは遺憾の意😡✋

 

■音楽
OPとEDの他にミコトEND用の曲もあった。
ミコトルートED曲2種とも流れてびっくりしたよね。コンプ後連続で流して聴き比べしてべそべそ泣いちゃった。
個人的には全員共通のED曲が誰のことを想像して聴いても歌詞の親和性が高いな~と思ったので一番好き🍁

 

プレイ時間は初回が6時間半、以降は4時間半あれば終わるくらい。
さっきもちょっと書いたけど、サブイベントとか絵馬イベントのパターンが豊富だから周回でも共通ルート結構時間かかったな~って印象だった🤔
ちなみに周回でシナリオ追加されたりはしないので、最初の選択肢あたりでセーブしとくと気持ち程度には周回の時間短縮できる気がする。

千年前にあったなにかが話のキーポイントなんだろうなっていうのはすぐわかる反面、そこが絶妙にぼんやりしたまま進行するのでミコトルート以外はややすっきりしないところあった(コンプできる人じゃないと厳しそう)けど、意外と神社とか行くの好きなタイプのオタクだから人間の祈りと神様の力の関係性なんかは全体を通して興味深く見れたし、ゆるやかな日常の中で秋特有の物悲しさとか愁いを感じられるような雰囲気のいいゲームだと思うのでしっとりした話を見たい時におすすめ。タイトル回収も秀逸だった。

他でいうと大昔からの因果に振り回される罪喰い(だいぶバイオレンスだけど)、作風がご近所さんぽいあやかしごはんとか好きな人は向いてそうと思う。あと漫画になっちゃうけど人間と神様の関係性について考えられるぎんぎつね、設定の親和性が高い神はじ(ミカゲ➭ミコト/奈々生➭咲耶って感じ)あたり好きな人にも合うかも。
まあPSP止まりのゲームだから気軽にやって~!とは言いづらいんだけど、絵ノベル?とかいう珍しい形式で配信されててストーリーだけは追えるようになってるみたいなので、興味があったらこれだけでもチェックしてみて💪


という感じで終わる。
ここまで読んでくれた人と、貸してくれたフォロワー殿ありがとうございました🙇‍♂️
ちなみに今回サムネ写真を決めるのみんなに手伝ってもらったんだけど、その人達もありがと~!サムネの件は2022年報告会用のネタにとっとくわ。
前回の予告通りすぐに見せられる感想文がもう1つあるので、また1週間くらい経ったら見せにくるね。気が向いたら遊びにきて~!それでは👋

 

ぼんた(@b_booon51)

 

■延長戦
以下、フルコンプしたうえでのネタバレをめちゃめちゃに含むから未プレイ、及びコンプしてない人は見ないで🙅⚠

あとコンプして2ヶ月くらい経ってからいろいろ記憶をしぼり出しながら書いた文なので、いやそれ本編で説明あったが~!?とかなんか的はずれなこと言ってても見逃してほしい。申し訳ございません(間違いがあることを見越した先行謝罪)

 

 

 

 

・苓くん
話自体は普通に好きだったんだけど、なんで生き霊になってたのか(事故とか病気で意識不明みたいなこと?)、そして生き霊になった苓くんがいたのがなんであの学校だったのか(別に近くに住んでるとかではなさそうよね?)とか苓くんのこれまでの歩みがよくわからなかったから謎すぎた。

あと個別ENDだと再会まで10年?かかってたの、植物状態的な感じだったとしたらリハビリとか時間かかるだろうしな~と思って納得してたんだけど、ミコトルートだと本体に戻ってわりとすぐ(翌年とかだっけ?)みんなに会いにきてたのも謎。個別でのあのタイムラグはなんだったんだ🤔?


・弓鶴先輩
あのまま普通にしてれば弓鶴先輩は目的を達成できてたはずなので、咲耶ちゃんわりと余計なことしてねえか!?と思ってうけた。
まあ怨霊?みたいなのも成仏させられたわけだから多分最終的に救えたいのちの数は多いんだろうし、咲耶ちゃんと生きる覚悟もしたから帰れなくてもいいのかもしれないけど、なんかな~😔という気持ち。
そしてノーマル?ENDの弓鶴先輩、ほんとに帰ってくるか不安じゃない😂?どう思う?八雲兄さんのこと、ちゃんと処理してくれるんでしょうね……!?(圧)


・八雲兄さん
元々寝すぎじゃね?と思ってたんだけど、弓鶴先輩ルートの昔話で「子孫」ってワードが出てきた時ぜっっっってぇ八雲兄さんのことじゃんになったので個別入る前からもうだいぶ体調悪かった。
八雲兄さんは、どっちのENDでもしっかり目覚めるのが兄さんらしいなと思う。そしてその分BESTじゃないほうのENDがすごく悲しくなった。でも咲耶ちゃんも悪くないのでなんともいえない後味。

ところで八雲兄さんの両親は呪いの影響受けてなさそうだったけど、これはどういう感じで発動するものなんだろ?一応呪い(というか症状?)については知ってたことを考えると多分今までも一族の中にそういう人いたんだと思うけど……隔世遺伝的な、ランダムっぽい感じで発動するのかな?え~~すごい迷惑なんですけど~~~!!(率直)
あと身体能力の高さも呪いの影響つってたけど1回眠りについて目覚めたあとはどうなるのかも気になった。


鳴海くん
神様と神職(しかも祀ってる神社の跡取り)で主従に近いような関係になるわけだし、鳴海くんの様子を見るに神様とは恋愛できないとかそういうのなんだろうなっていうのはすぐわかったけど、まさか1回神様になったら人間に戻ってももうだめで~す😄✋❗とかいうクソシステムだとは思ってなかったから普通にキレた。は!?おいミコト!?おまえおまえおまえ!??!
鳴海くんは自分の恋が叶わないとしても咲耶ちゃんの命や幸せを優先することができる子だと思うし、事情を話せばわかってくれただろうからせめて鳴海くんには事前に説明しといてあげてほしかったわ。いきなり可哀想すぎる。
でも最終的にラブパゥワ~でなんとかなった感じなのうけた。え、そんな、愛の力、偉大すぎ………🥺!?
まあ2人が幸せならいいんだけど、このへんもうちょっとロジカルな理由があるともっとのめりこめたかなと思う。


・ミコト
上記した鳴海くんの件もそうだけど全体的に言葉足らず?説明不足?というか、もっとちゃんと話しなよォ~~😭‼と思うとこが多かったかも。自己完結しすぎな感じ。
まあ立場的にいろいろむずかしいんだろうけどそこらへんはなんかこう、やや神様らしい傲慢さを感じた。人間のことを侮り気味。

ていうかお守りの件で咲耶ちゃんとミコト昔会ったことあるんだろうなとは思ってたし、千年のどうちゃら~のこともあって前世の咲耶ちゃんとミコトになにか関わりがあったり、咲耶ちゃんは大妖となにかつながりがあるのかな~とかいろいろ考えてたのに咲耶ちゃんまじで普通に巻き込まれただけだったの結構衝撃だった。オタク、深読みをしすぎ……!!

なんか、こういうのかな~って想像してたことが全部びみょ~に違う感じだったのうけたけど、ヒロインがいなくなったあとの攻略対象の様子を見るのめっっっっちゃ好きだからあのあたりのシーンすごいよかった。八雲兄さんもさ~よかったよね…………😭
個人的にこのENDは一番今後が気になるんだけど、ミコトと咲耶ちゃんはどう関わっていくんだろう……。てか頼仁さん、こっち向いてーーーーー!?!?(例のスチルで大狂いしたオタク)

全部終わってそれぞれの事情を改めて考えてみたけど、

鳴海くん➭早々に好きな子と結ばれるのが無理っぽくなったし、両想いになったらなったで呪いが発動する
弓鶴先輩➭自ルートでは目的だった神界への帰還は無理になるけどラブな女ができた。多分他のルートだとそのうち善行ポイントがたまって帰れる
八雲兄さん➭自ルート以外だと遠方に進学したってていで寝たままになってそう(弓鶴先輩が手伝ってくれれば最終的にはどうにかなるのかもだけど🤔)
苓くん➭生き霊だったことと自ルート以外でも会えたことを考えると消えたあとも本体に戻って生存してる可能性が高い。でも霊体期間長かったっぽいし、明確な描写がないとちょっと不安だ……全ルート生きてますように🙏
ミコト➭自ルート以外だと消滅

って感じですか?え、弓鶴先輩以外みんなまあまあハードじゃない😂?全員が望んだ道に進めるルートがないの、切な……。
他にも書きたいことあったかもしれないけど思い出せないオタク、しんみりしちゃったから終わる。付き合ってくれた人いたらありがと🙋