生きる少年漫画くん

検索バー上のぼんた(id:mamoryuuuuuu)ってとこにブログ概要とかあるので暇な時確認しといて~!

Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ) 感想(ネタバレなし)

 


元々存在はなんとなく知ってたんだけど、「鏡界の白雪とスタッフが一緒であれ以上に攻略対象のメンタルやばいからおすすめ(要約)的なおたよりをもらって秒速で公式サイトを見に行った結果、絶対鳥海浩輔の男好きじゃん🤒‼になって帰ってきた。感じるよな。予定調和の波動を。

それからいつかやろうと思ってたところ少し前にたまたま限定版を確保できて対戦させていただいたので、いつも通り記録と報告を兼ねて感想書いとく。興味があったらぼんたくんのSwitch2戦目にお付き合いくださ~い🙋

 

以下、主人公=玻ヰ璃ちゃんで話を進める。主観と偏見がすごいから適当に読んで。

核心に触れるようなやばいネタバレはしないけどこういうシーンが~みたいな話とかはするから各々気を付けてもらってやばそうだったら撤退してほしい🏃

あと前述通り鏡界の白雪とスタッフがかぶってるってことでだいぶ似たものを感じたし、この先ちょいちょい話題に出すと思うから一応鏡界の白雪のことも載せとくね。読まなくても大丈夫だけど興味あったらどうぞ。

 

■ストーリー
呪われたガラスの街 透京に住む玻ヰ璃ちゃんが突然現れた自称:魔法使いの不審者(歌紫歌)に「君しか持ってない特殊な力を使えば呪い解けるっぽいんだよな~。解き方教えるからやってみてくれん?」的なことを言われて、なんやかんやで最近出会ったよわよわガラスメンタルの男達と協力しながら透京の呪いを解くために奮闘する話。

出会った時歌紫歌がガラスの靴くれたりもするしシンデレラモチーフの話だったけど、このラインの人達は「白雪姫」と「シンデレラ」、「鏡」と「ガラス」とかそういうのが好きなのね~!って感じでなんかいい。
ただ、透京の住民は前述通り呪われてて
・透京の外に出る時はガラスを身につける
・0時になる前に透京に戻る
とかいくつかの条件を守らないと体がガラス化して死んじゃうので、幻想的な雰囲気の反面死がわりと身近に感じられる世界観に絶妙な緊張感があった。

本編はみんなと出会うCHAPTER1~2が共通ルート、共通終盤にルート選択してCHAPTER3~8が個別ルートの全8章。
ENDはそれぞれ純愛(ハッピー🤗)/哀哭(様子がおかしい感じ)の2種、BADは多分人によって数違ったけど4種前後くらいかな?
BADはシーン登録されないけど、ものによってはやや長めだったり重要そうなやつもあるので個人的にはできるだけ見とくのがおすすめ。

歌紫歌が見つけてきたらしい解呪の方法は「街の中心にある時間が止まった時計塔の時計の針を動かすこと」なんだけど、普通は関係者以外中に入れないのでまず時計塔に侵入する策を練るための協力者を1人選んで、一緒に過ごす機会が増えるうちに距離が縮まっていくのが各ルートのおおまかな流れ。
もちろん透京の呪いを解くことが全ルート共通の目的になるけど、攻略対象がそれぞれの立場を活かして動いてくれるから呪いをなんとかするまでのアプローチとか話の中で重要になる部分が各ルート全然違ってておもしろかった。そういうパターンもいけるんだ~!みたいなのがいっぱいある☺

攻略対象とは共通ルート中に街中とか森で迷子になった時とかに知り合うのでゲームが始まった時点ではみんな面識ないんだけど、段階を踏んで打ち解けていく様子が見れたから恋愛過程を見守りたい人にも向いてそう。
ファンタジー色強めな分それぞれが抱える事情のスケールもでかかったりするのでややトリッキーなところはあったけど、メンタル難アリ男×7と光属性鬼メンタル女の組み合わせだから今回も鏡界の白雪に引き続きカウンセリングゲームの感触だった。

基本的にはほどよい重さで進むし純愛ENDとかも普通によかったんだけど、主観だと哀哭END中心に想定してたよりもパンチ効いてんな~と思うとこがちらほらあったから人によってはちょっと気を付けたほうがいいかも。若干流血もするし、立ち絵のあるキャラを殺っちゃったっぽいやつ、何人かいるんだよな。
CERO:Bだから油断してたみたいなところもあったので、これCでよくね?になった。

 

■システム
選択肢を選んで進めるノベルゲームだけど、若干独特なシステムもあるのでそれぞれなんとなく書いとく。鏡界の白雪でやったやつだ!(過去問)みたいなのいっぱいあった。

・操作面とか
デフォ名呼びも選択肢ジャンプもあり。
なにか戻る操作をする時のSEがガラスが割れるような音してたのよかった。ドラクエで壺割った時みたいで🏺💥
不便ってほどのことはないけど愛キャッチが選択肢の周りにふわっと出るだけ?っぽかったのがちょっと見づらいのと、選択肢ジャンプが遅いのがややムムムかな。喧嘩番長乙女のFDくらい遅かった(細かすぎて伝わらない選択肢ジャンプ)

ただパリカってオトメイト初のSwitch新作タイトルだったらしいし、Vitaのゲームまでは選択肢ジャンプほぼなかった(気がするけどうそだったらごめん)から新しめのシステムと考えるとまあその後のゲームで使いやすくなってくれてればいいかな~と思った。実際キュピパラではそこまで気にならなかったし🤔

・画数多すぎ問題
鏡界も名前の読みややムズだったけど、今回はもっとみんな名前がむずかしすぎるよォ~~~ッ!と思ってたらクレジットとかメッセージウィンドウの名前表記んとことか全部[ ]でルビ振ってあってめちゃ笑った。難読ネームの自覚があってえらい(ふりがな𝑻𝒉𝒂𝒏𝒌 𝒚𝒐𝒖)

・パラメーター
「好感度」と「透刻度」の2種。時計の進み具合もENDに影響してるっぽかった。
審判ノ刻とかいう透刻度が変動する選択肢、鏡界の白雪で見た!罪と罰)って感じ。
あと鏡界ではパラメーターの確認画面がありえん見づらさだったけど、今回はそれが改善されててありがたい。

・攻略対象視点
本編中結構いっぱい見れた気がするので助かった。今回も章終わりに攻略対象視点のモノローグSSみたいなのある。

・CHAPTER
自分で選んだチャプターからやり直せるやつ。
攻略に必要なパラメーターをいじった状態でできるから使い勝手はいいんだけど、せっかくならフローチャートかシーンリストもほしかったな~と思った。BADが結構尺長めだったり重要な感じのやつあるのに気軽に見返せないのまあまあの損失な気がする😔

・EXTRA
お茶会っていうていで攻略対象が数人ずつトークテーマに沿ってワイワイしゃべる鏡界と同パターンのおまけシナリオ。全10話。
1話は多分初回クリア後に開いてたけど、コンプ後にまとめて読んだからそれ以降はいつ開いてたのかわかんないな🤔
今回も本編では一気に全員そろうことなかったから雰囲気が新鮮だった。前半の司会がどうして?っていう人選なのうけたし、歌紫歌が雑な扱いされてて可哀想。
オキニの話は弟達のやつ。本編やってて弟の攻略対象多くない!?と思ってたから拾ってもらえて助かる。弟だいすきオタクも大満足です。

 

次は攻略順に感想。今回は公式推奨順があったからそれを参考にやってみた。

(黒禰➭紫鳶➭憂漣➭泣虎➭綸燈➭廻螺➭歌紫歌)

廻螺と綸燈は2周目、歌紫歌は4周目からルート開通。
憂漣/泣虎、廻螺/綸燈の並びはどっちが先でもよさげだったけど、実際やってみてこの順結構よかったから個人的にはおすすめ。できれば制限あり組は最後3周まとめて、どうやるにしても歌紫歌は絶対最後がいいと思う🙆

世界かオトメイトが滅びないかぎり今後10年は公式サイト見れそうだけど、箱裏に声帯&顔の見やすい一覧あったから一応載せとくね。あとついでに対戦前のエントリーシートも。

 


クセになってんだ、日野聡を疑うの(キルア顔)


玻ヰ璃ハイリ=ラリック )
透京でおうち(時計屋さん)の手伝いをしながら兄と二人暮らししてる女の子(19)
開幕早々実は時計塔の時計の針を動かす特別な力があることが判明する。
兄が心配するから今までは透京から出たことがなかったけど、歌紫歌に連れられて初めて見た外の世界に感動したので、呪いを解いて好きな時に好きな場所に行ける「自由」を手に入れるためにがんばることにした💪😤

性格的には明るくて前向きで素直だし、外の世界に憧れるような好奇心とか初対面の相手にも物怖じせずしゃべれる社交性も持ち合わせてるのですごく真っ当に健やかな子って感じ。だいぶアグレッシブだからたまーにわんぱく女児っぽさを感じる瞬間はあったけど、空気読めるから変なタイミングで余計なこと言ったりしないし、対人面のバランス感覚がいいなと思う。
ただ、素直な分それなりに物言いもはっきりしてるので時と場合によっては攻略対象との会話でちょいちょいエッジ効いたこと言ってくるのはおもしろかった。

チクチク言葉っつったけど火の玉ストレートかもしれない。

そんな感じで天真爛漫でおもしろかわいいところがたくさんあったけど、個別以降はどんな状況になってもめげない!折れない!諦めない!のど根性3コンボをキメてよわよわガラスメンタルの男達をすくい上げてくれるのでほんとに心強かった。心身ともにストロングな最高の鬼メンタル女すぎて全ルート無限の信頼を寄せちゃう。作中みんなからシンデレラ扱いされてたけど、どう考えてもこのゲームで一番かっこいい人間は玻ヰ璃なんだよな。めちゃめちゃ好き。

ちなみにオキニシーンは酔っ払い達に茶を淹れてあげようとするやつなんだけど、「アッサム!」「ダージリン!」とか個々で細かく茶葉を指定してくる厄介泥酔男達に対して「酔っ払いに茶の味わかるわけなくね?」のノリでそのへんにあった茶葉で全員に同じお茶淹れようとしてたの、よすぎてバカ笑いしちゃった。あまりにも好きな女……🥺💓

 

黒禰クロネ=スピネル )
透京外に住むガラス職人(25)
よく紫鳶さん&憂漣くんとつるんでるので、森で迷子になった玻ヰ璃ちゃんが教会(憂漣くんの研究室兼住居)にたどりついた時知り合う。
基本気だるげで無愛想だし、顔の方向性もあいまって逆巻シュウさんあたりのご近所さんに感じたかも。でも話しかけると一応なにかしら返事はしてくれるからそれなりにやさしいか🤔(低ハードル)

黒禰は最初まあまあ玻ヰ璃ちゃんに冷たかったし、透京外に住んでる人は透京に入れないっていうハンデもあるしでいろんな角度から見て一番協力者に不向きな人材な気がしてたんだけど、実際協力をお願いしたら本人にも「なんで俺に頼むの?」みたいなこと言われてて笑っちゃった。わかる、ぼんたくんも同じ気持ち。

そんな感じで始まった個別はつっぱねられてもめげずに黒禰のところに通い続けて、なんやかんや利害の一致で協力関係になった2人が最近透京近辺で発生してる事件について調べる話。
その事件と黒禰の抱える事情が連動してることもあってミステリーっぽい雰囲気で進行していくので、話の感触が結構トリッキーだった。人間のガラス化についての描写もあるからゲームの世界観がわかりやすいというか、みんなの生活がどれだけ危険と隣り合わせなのか実感できたって点ではたしかに初回向きかも。

事件の描写が強めな分話の中で核になるはずの呪い関連の処理が若干ふわっとしてたのがあんまりしっくりこなかったので、シナリオはそんなに気が合わなかったかな~。過去の件に女が強めに絡んでたっていう年上の男あるあるもちょっと面倒(率直)
まあ素直じゃない男は得意分野なので黒禰が徐々に玻ヰ璃ちゃんにほだされていく様子は楽しかったし、過去大引きずりうじうじ男が光の女に引っ張られて少しずつ前を向いていくような文脈も好きだから2人の関係自体はよかった。ちゅーしようとして止められたとこ、にこにこしちゃったな~🤭
なんだかんだ言いつつも姉が2人いる顔のいい「アンタ」男っていうストロングポイントに押しきられた感がある。悔しい。もはやプロフィールに敗北してる。おれは弱い。

 

紫鳶シエン=クリノクロア )
透京外の森にある憂漣くんちの居候(27) 
森で迷子になった玻ヰ璃ちゃんが助けを求めに教会に立ち寄ったことで知り合う。
そっけない他2人とは対照的に初対面からやさしくしてくれたしすごくいい人っぽいにこやか世話焼き穏和お兄さんだけど、親切な日野聡は逆にこわいだろ(言いがかり)
うち、家訓で初見いいやつそうな日野聡はすぐ信用しちゃいけないことになってるから。

そんなオタクとは対照的に玻ヰ璃ちゃんは「いい人だし安心できる!」ってノリで紫鳶さんに協力をお願いして、比較的すんなりOKをもらって~っていうのが個別の導入。
このルートは実は記憶喪失だった紫鳶さんが玻ヰ璃ちゃんの存在をきっかけに少しずつ記憶を取り戻していくんだけど、その記憶からじわじわと明らかになる紫鳶さんのバックボーンが話の中でかなりしっかり効いてくるのがおもしろかった。

紫鳶さんはそもそも最初から玻ヰ璃ちゃんにやさしくしてくれてたから距離が縮まって恋に変わっていく過程がすごくナチュラルでほほえましかったし、結構2人の結び付きも強いタイプの文脈だったから全体的に興味深く見れたと思う。メインヒーローらしい王道っぽさとかキラキラ感のある見やすい話って感じ🙆
途中やや不穏なところはありつつも紫鳶さん自体思ってたより全然マイルドだったのも助かった。冤罪すぎる、疑ってごめん。トーマと兼田侘助のせいだから許して(責任転嫁)

個人的なオキニシーンは昆虫採集してたとこ。目的のために発生する虫取り、ほぼどうぶつの森じゃんっ……!(拡大解釈)て感じでうけてた。
あとこのルートは憂漣くんの立ち回りが独特マブダチ感あって好きだったし、自ルートだと察し悪かった黒禰(暴言)も気が利いててよかったな。

 

憂漣ユーレンミュラー
透京外の森に住んでる研究者(24)
上記2人と同じく迷子の玻ヰ璃ちゃんが教会を訪れた時に知り合う。
キャラ紹介に「他人に興味がない」って書いてあったし最初は淡白な感じかと思ってたけど、知的好奇心をくすぐるものに出会うと突然エキサイトし始める(急に声デカ早口になってうけた)から想定よりだいぶ感情的だったし、普段の会話もわりと切り口が独特なので言語化しづらい謎のおもしろさがあった。とにかく、なんかこう………変。


的確な自己紹介たすかる。ありがとね。

個別は元々透京の呪いについて研究してる憂漣くんの「自力で呪いを解く方法を見つけたい」っていう希望に合わせて玻ヰ璃ちゃんが憂漣くんの研究に協力する形で進むんだけど、知識と考える頭がある分呪いに対するアプローチが他とは少し違ってたから興味深く見れた。
透京に入れないっていう不利な条件もあるわりにうまいことおさまってた気がするし、コンプ後改めて考えてもこのルートの呪い関連の処理は結構よかったと思う。まあ内田雄馬の声で「呪術を試すぞ」とか脅された時はさすがに呪術廻戦始まるかと思ったけど(?)

そんな憂漣くんは研究のことしか頭にない自分を周りの人に理解してもらえず孤独に過ごしてきたっぽくて最初は玻ヰ璃ちゃんに対してもフラットな対応だったんだけど、ありのままの自分を受け入れて一緒にいる時間を楽しんでくれる玻ヰ璃ちゃんのそばにいることに心地よさを覚え始めて、じわじわとストロング傾倒していく過程が大変エキサイティングだった。
「他者に無関心」と言ってもいろんなパターンがあると思うけど、おそらく憂漣くんは自分が興味を持った物事への執着が強すぎて他のことにリソースを割けないタイプなので、その尋常じゃない熱量がそのまま玻ヰ璃ちゃんに向かってくる感じね。やーーい!憂漣くんの極端不器用男ーーー!!

今まで恋愛どころか人付き合いすらまともにしてこなかったせいで急激な情緒の成長に頭が追いついてない憂漣くんの奇行の数々とそれに振り回される玻ヰ璃ちゃんの関係がおもしろかわいすぎたし、「恋心よくわからん」とか言うわりに端々から玻ヰ璃への執着と重さを感じられる告白の言葉も情緒育成中の人間としての芸術点が高くてにっこり👶💮
ルート中オタクが観測できた憂漣くんの様々な感情の発生源がほぼほぼ玻ヰ璃なの最高だったな。多分玻ヰ璃は憂漣くんに「わたしが育てました(情緒)」って生産者シール貼っても許されるよ。

終わってみるとこのルートは、ほぼ僕!玻ヰ璃!呪い!の3点で構成されてた感じ(主観)なのが憂漣くんぽくていいな~と思う。
玻ヰ璃のこと好きすぎて途中一瞬激ヤバ彼氏化しちゃうくらい情緒の振り幅すごいのはうけたけど、乙女ゲームっぽいイベント発生時のバクモエの最大瞬間風速えげつないし、スチルのシチュエーションも好きなやつが多くてかなり気が合った。初恋に戸惑い大暴れする24歳男性とかいう最高のエンタメ、めちゃくちゃおもしろい。大満足のオキニルート🤗
ちなみに好きなイベントはリップのやつと「くん」から発生するやきもちのやつ。沸きすぎていっぱい見た。

 

泣虎ナトラ=ピオニー )
透京と外の世界をつなぐ出入口の門番(23)
歌紫歌が連れ歩いてるカワウソのカンちゃんが脱走した時のドタバタで知り合う。
家の事情で名字は違うんだけど綸燈さんとは血のつながった兄弟で、兄貴しか勝たんストロングブラコン。
ビジュアルが明らかにぼんた向きだし粗暴枠を期待してゲーム始めたんだけど、泣虎くんさ~


席替えで隣の席になった男児だった(澄んだ瞳)(存在しない記憶)
なんか基本こういうテンションで話しかけてくるし、男児特有の距離感バグも発生させがちで話せば話すほど素直で無邪気なかわいい一面が見えてくるから無限に動揺した。見た目のいかつさに反して中身が小学4年生すぎる~~~ッッ😭‼‼(𝑳𝑶𝑽𝑬)

個別はストレートに協力をお願いしたら「兄貴が嫌がりそうだからやだ」って断られたので、綸燈さん越えを目指してまずは泣虎くんとお友だちから始めようとする話。見てよこれ。

かわいさが大爆発してない!?この頭の後ろで腕組んでる立ち絵もクラスの中心にいるドッジボール最強男児って感じでよすぎる。狂った。こんなにかわいい子が普通に外を出歩いてて大丈夫なんですか??(182cm成人男性)(認知の歪み)

友だちになってからは呼びタメOKされたり、お互いの家を行き来して遊んだり、2人が少しずつマブになっていく過程がハイパーキュートで超よかったけど、その中でも目的のために泣虎くんと仲良くなろうとしてることに対する玻ヰ璃ちゃんの罪悪感とか泣虎くんの兄への異様な傾倒が常にちらついてて不安だったし、実際そのあたりが終盤効いてくるのでなかなかしんどかった。正邪の基準も委ねちゃうくらい依存してる兄と大事にしたいと思い始めた女の子の板挟みにあう泣虎くん、大変すぎる🤮

かわいいところも多かったけどそれと同じくらい危うさも感じてたので、主観だと結構はらはらさせられるルートだった。純愛ENDでもほろ苦さが残るような終わり方してて後味が独特だからシナリオの好みはちょっとわかれるかも。
全体的に泣虎くんの人間性が想定以上に純粋だったことがルート中のしんどさをより際立たせてる感じがしたから世界はもっと泣虎くんにやさしくなって~~??!?ってややギレもしたものの、なんやかんや泣虎くんの卓越した男児力にまるめこまれたので総合的には満足という感じ。とてもすき🙆💮

ところで他ルートの話だけど、大好物のグミをあげると機密情報を教えてくれる泣虎くんはさすがにやばすぎてうけた。そんなことある?こっちはカブトムシがよく捕れる場所とかを聞いたわけじゃないんだよ?ねえ、大丈夫?
あと平成生まれだからさらに話飛ばしちゃうけど、泣虎くんと玻ヰ璃ちゃんが並んだ時のカラーリングむぇっっっちゃよくない?スチル出る度カワイイ色~!と思ってた。個人的に川の字スチルがハートフルすぎて大大オキニ。ラブ。

 

綸燈リンドウ=ウェステリア )
透京の中心にある時計塔の番人(32)
カンちゃん脱走時に知り合う泣虎くんの兄。
前下がりボブだと思ってたけど、よく見たら後ろに長いみつあみあって5度見した。
一見物腰やわらかい紳士お兄さんなものの、カフェに行くといつも同じメニューを頼んでたり、蝶々を集めて標本をつくってたりっていう特定のものに対して並々ならぬこだわりがありそうな様子が垣間見えたので、早いうちから警戒してた。経験上こういうタイプのやつがやばくなかったことって、ほぼない(断定)

職業柄相当協力者向きの人材だし実際そのあたりのことはわりとスムーズに進むんだけど、このルートはもう、とにかく不穏。
綸燈さんのやばさはここまでの周回でもすでにちらほら見えてたのである程度の方向性は予想ついてたけど、覚悟しててもめちゃめちゃこわかった。和みポイントが靴下の在処を聞いてくる男児しかない。申し訳程度の詫びカワイイってわけね。全然中和できてませんが……🤮

全体を通してサイコホラーみたいなじわじわとまとわりついてくる不気味な恐怖感があって緊張しちゃったけど、基本的に恋愛うんぬんよりそういうコワ……(体調不良)って描写のインパクトのほうが強いので、人によって向き不向きがある話だと思う。でも進めるうちに見えてくる綸燈さんの根深い闇をちゃんと受け止めて向き合おうとする玻ヰ璃がかっこよすぎて恋だった。好……🥺
あと最後に話それるけど、綸燈さんの部屋に飾ってある蝶の標本の数エグくなかった😂?予想を遥かに上回る数と圧迫感すぎてオタク、威風堂々の卒倒。

 

廻螺エラアマルリック
透京内にある図書館の司書(19)
泣虎くんと綸燈さんの幼なじみで、2人と同じくカンちゃん脱走時に知り合う。
儚げ美青年っぽい雰囲気だからおとなしい感じかと思ってたけど実際はやさしくて社交的なとっつきやすい子だし、玻ヰ璃ちゃんに対しては同い年効果もあって初対面から結構フレンドリーに接してくれる☺

この2人はお互い外の世界に憧れてることもあってすぐ意気投合するんだけど、他のルートとはまたニュアンスの違う、年が近いからこその気安さを感じられてかわいかった。
そのうえで自分が異性として意識されてない自覚がある廻螺くんが意外とぐいぐいきたりして、アプローチが強かなのもいい。きれいな顔してるけどちゃんと“男の子”な部分にオタクも満面の笑みです🤗💮

廻螺くんに関してはここまでの周回を経てこうかな~?と思ってることがあったんだけど、このルートはやっぱりそれを軸に展開していくような内容だった。
かなり重要な情報なのでネタバレに配慮すると特に言えることないけどどうする?言えるとすれば、玻ヰ璃のおべべカワイイ~!くらいかな……うっっっすい情報………。

廻螺くんを取り巻く環境が相当難儀なので道中まあまあ大変なことになってたものの、情報量が一気に増えて核心に近付く感じが興味深かったし、苦しむ廻螺くんに手を伸ばし続ける玻ヰ璃のヒロイックなムーブもすごくよくておもしろかったな~と思う。パリカ特有の要素と恋愛要素のバランスがちょうどよかった気がするのでオキニのルートになった。
あとなんかこう、全体的に囚われのお姫様(廻螺くん)を救う王子様(玻ヰ璃)みたいな文脈で、2人の関係にシンメっぽさがあったのもアツかったな。好きなのよ~シンメ概念……🤦‍♂️

余談だけど、玻ヰ璃の言ってた「廻螺くん特有のぽかぽかとしたお日様のような香り」とやら、よすぎる。そんな健やかであたたかなグッドスメルがするんですか?さすがにピローミストとかにして売ってほしい。聞いてるかオトメイト!?

 

歌紫歌カシカ=ガレ )
突然玻ヰ璃ちゃんの前に現れて、ガラスの靴と解呪の方法を与えてきた自称:魔法使い。
飄々としてて食えない感じのどう考えても怪しい男なのに、爆速でラリック家への居候が決まって一緒に暮らすことになる。
ところで全然関係ないんだけど頭についてるクリスマスツリーの電飾みたいなやつなに?

この2人は歌紫歌の居候力と玻ヰ璃ちゃんの順応性が異常に高いおかげですぐ家族みたいな気安い関係を築けてたので、お互いあんまり遠慮なくやりとりできてる感じが楽しかった☺
序盤発生した歌紫歌が本の読み聞かせで玻ヰ璃ちゃんを寝かしつけてくれる最高イベント(チケ代いくらだよッ…🤒‼て錯乱した)も新人居候とは思えない距離感すぎてうける。それは久しぶりに会ったなかよぴの叔父と幼女姪の距離感だろ。

個別は「え、てかおまえから声かけてきたんだしいろいろ知ってんなら手伝えヤ~!?」的な流れで歌紫歌を協力者にして始まる。
開幕からうさんくささ全開だった歌紫歌がどういう立ち位置なのかっていうのはここまでの周回ですでにわかってたので、その詳細が掘り下げられる真相ルートって感じだった。
ネタバレに配慮すると特に言えることがないけど、情報量多いうえに他のルートで見てきたものも効いたりするから最後にやったほうが話がわかりやすいし楽しめると思う。

文脈が難儀なので土台は結構シリアスだけど、ややこしい歌紫歌にまっすぐ向き合う玻ヰ璃ちゃんの圧倒的太陽力で中和されて変に重くなりすぎてないのがよかった。なんかこう、最初はチャーリーと芽衣ちゃん(概念)じゃ~ん🤗と思ってたけど実際はアルバロとルルちゃん(概念)だった、みたいな……そういう感覚(?)
あとこのルートの玻ヰ璃ちゃんはめちゃくちゃブランコに乗りたがったり、急に斧を振り回したり、言動がわんぱくかつダイナミックなのも好きだった。おもしれー女すぎる。
こんなんされたらさすがの歌紫歌もややこしい大人のままではいられないよな。わかる。

 

それぞれの感想はこんなん。
どのルートもおもしろかったけど個人の趣味だと泣虎くん、シナリオの流れは廻螺くん、総合優勝は憂漣くんって感じ。
泣虎くんに対する感情は久瀬蒼馬くんに対する感情とジャンルが近いかもと思った。守る。あと廻螺くんはずれ選択肢引くとすぐBADいくからパリカ界の仲謀すぎてうけちゃった(不謹慎)

そして話変わるけど兄、すごいいいやつだし妹の気持ちを尊重した程よい過保護感でかなり好きだったんだけど、兄ENDほしかったよなブラザー!?
シスコンって言うわりに男達にもそんな厳しくないしチョロくてかわいかった。兄枠があんま刺さらないオタクなのでレアな感情。 

攻略順について補足すると、公式推奨順はルート内で出てくるゲーム全体の真相に関連する情報としての質が重視されてるっぽかったので、少しずつ真相に近付く過程を楽しみたい人は推奨順ベースでやるのがいいと思う。
ちなみに単体で見るとあんまぴんとこなかった黒禰のルートはコンプ後だと多分見える景色が変わると思うので、全部終わったら見直すのがおすすめ🙆

 

■スチル、イラスト
スチルは1人あたり13枚。純愛と哀哭どっちにもスチルあって助かる。
今回話の中で「涙」もテーマになってるっぽかったので、攻略対象全員必ず泣いてるシーンのスチルがあったのよかった。つーっと涙を流すような人が多い中でボロボロ泣いてた泣虎くん……。守る。
コンプスチルも満足度高かったけど、特に紫鳶さんビジュアルビッグバン発生させててやばくなかった!?宇宙始まったな…………………🌏💫

イラスト全般作風に合った透明感があってきれいだった。特に背景の芸術点高くて美~!
立ち絵は憂漣くんのおうちスタイルめちゃ好きだし、泣虎くんのモコモコのやつもかわいい。
あと泣虎くんの首についてる鍵さ、アクセサリーだと思ってたらほんとに使えるやつだったの個人的に衝撃だった。家の鍵なくさないように首からさげてる小学生じゃんッ………!!
服装も最初あんま気にしてなくて変なとこ(お腹)に穴あいてる前衛的なデザインの服かと思ってたけど、よく見たらシャツのボタンがちゃんととまってないだけだったの笑う。もうビジュアルの細かなところからも男児の波動を感じすぎてやばい。ぬかりない。

 

■音楽
ふわっとした歌声の曲で、主題歌全部おとぎ話感が強めでよかった。ちなみにEDは純愛と哀哭で違う曲。
BGMはメインテーマが一番雰囲気ある感じで好き。あとD -歪ノ狭間-はなんか聴いてるだけで不安な気持ちになってくる音がしててすごい。

 

■限定版特典
・小冊子
攻略対象&玻ヰ璃のプロフィールとラフデザイン、兄&カンちゃんのイラストとかが載ってた。プロフィールのページに各キャラの名前の由来とか初期設定(ほんとはこうする予定だったけど~みたいなの)が書いてあるから読むのはコンプ後がいいと思う🙆

個人的に泣虎くんと玻ヰ璃ちゃんの好きな食べ物と嫌いな食べ物の傾向が似てたのがちょっと~!気の合う小学生じゃ~ん🤭て感じで沸いちゃった。給食でお互いの嫌いなもの出たら食べてあげてると思う(幻覚)
あと「イベントCG鑑賞会」っていう攻略対象がスチルを見ながらワイワイしゃべってる謎コーナーがあったんだけど、多分他では見たことなかったから新鮮だった。

・ドラマCD「そのとびらをあけるのは」
暇を持て余した歌紫歌に巻き込まれて謎の場所に集められた6人が謎解きゲーム的なものをすることになった話。約30分。
異様なテンションの黒禰にビビりすぎて思わず数秒戻したし、ケーキのくだりで憂漣くんが「絶対こうするつもりでしょ!」と思った通りの発言してて笑っちゃった。途中シンデレラに向けたメッセージも聴けたんだけど、泣虎くんがスーパーキュートでハッピーでした🤗

 

■特典CD
別件で届いたフォロワー便に店舗特典類も入ってていろいろ聞かせていただいたので、せっかくだからちょっと感想書いとく。

・ebten/WonderGOO特典「未知なる何かと遭遇したかもしれない日」
(憂漣/泣虎/歌紫歌)
宇宙人(?)と遭遇したかもしれない泣虎くんと宇宙人に興味津々の憂漣くんとたまたま会った歌紫歌が宇宙人を探してみる話。約14分。
他2人が無秩序すぎてこのメンバーだと泣虎くんがツッコミっぽくなるんだな~🤔っていう新たな気付きがあっておもしろかった。

アニメイト特典「小人の気持ちがわかった日」
(紫鳶/憂漣/黒禰)
謎の紅茶を飲んで小人サイズになっちゃった3人が元に戻るためにドタバタする話。約15分。
冷静に考えると作中だとこの3人だけで過ごしてるとこってちゃんと見たことなかった気がするからゆる~い空気感がなんかよかった。あとドタバタしてる時運動会の徒競走みたいなBGMかかってたのうける。

アニメイト特典「僕たちが彼女のためにプレゼントを選ぶことにした日」
(紫鳶/憂漣/歌紫歌)
紫鳶さんと憂漣くんが玻ヰ璃の誕生日プレゼントを探すために街に出たらたまたま会った歌紫歌がなぜか一緒に行くって言い出して、困惑しながら3人で買い物することになる話。約16分。
「友人じゃないから」って理由でぞんざいに扱われる歌紫歌可哀想だったし、紫鳶さんまあまあ辛辣で笑う。あと憂漣くんが結構ちゃんとプレゼント選んでくれてたのにっこり😊

・ステラワース特典「録りおろしボイスCD」
(憂漣/綸燈/泣虎)
「朝」「デート」「夜」のシチュエーションで1人3トラックずつ。1トラックが1分40秒前後なので1人あたり5分くらい。
バカ甘い憂漣くんも、本編ではあんま聴けなかった陰のない穏やかなトーンの綸燈さんもよくて全体的に満足度高かったけど、玻ヰ璃に寝顔見られて「普通逆じゃね!?」になってた泣虎くんがおもしろかわいすぎてラブが大爆発しちゃったし、泣虎くんて、自分がかわいい自覚あったの……!?!!みたいなとこもあってたった5分弱で大狂いした。オタクとしての燃費がよすぎる。

 

プレイ時間は初回約5時間、以降は3時間くらいで主観だとちょうどいいボリュームだった。
メインのEND2種見るだけなら攻略はそこまでむずかしくない気がするけど、BADは人によってだいぶ数とかばらつきあるからちゃんと拾いたいなら攻略サイトを頼るのがよさそう。ぼんたくんはとてもお世話になった🙇‍♂️

各ルート違った角度から“透京の呪い”に関わるような情報を得られるので、周回を重ねるごとに少しずつ話全体としての核心にせまっていく感じが楽しかったな~と思う。
個人的に鏡界の白雪だとコンプしても鏡界周りの設定とか世界観がややふわっとしてるように感じてしっくりこないとこがあったんだけど、今回は特にそういうこともなくて飲み込みやすかった。

話のつくりとか攻略制限があることを考えるとフルコンプできる人じゃないと厳しそうだけど、エンタメ性のあるしんどさ(オタクの日常生活に支障をきたすような引きずり方はしないという判定)を味わえるのでそういうテンションを求めてる時におすすめ。あとちょっと病んだ男を見たい時にもいいかも。
他でいうと鏡界はもちろん、全体の雰囲気とか攻略対象のメンタリティの方向性が少し似てる気がしたので嘘月シャングリラあたり好きな人も向いてそうと思う🤔

攻略対象達の程よいめんどくささセンチメンタル感と玻ヰ璃ちゃんのパワフル光属性っぷりの相性がよくてわくわく進められたし、なにより泣虎くんとかいうハイパーキュート男児がほんとによすぎてだいすきなので個人的にはオキニのゲームになった。
純真無垢男児が好きなみんな達もパリカをプレイして、席替えで泣虎くんの隣の席になろう👦👧🎒‼(大ウソ)

このへんで終わる。読んでくれた人いたらありがとうございました~!
ちなみに内容はうっっっすいんだけど一応今回も7人いる分の長さと、攻略制限ある男達のネタバレへの配慮で別途延長戦会場を用意したからプレイ済みでもうちょっと付き合ってくれる人いたらよろしく。


ほんとはオトパのパリカ出演日に合わせてこの感想をあげてからみんなを国際フォーラムに送り出したかったんだけど、普通に無理だったのでまあいっかってだらだら書いてたらこんな時期になってしまった。こわ~🤷‍♂️
すでにこのあと2本対戦済みだからそのうち感想書くね。気長にまってて。
最近寒くなってきたからみんな体調気を付けて元気でいて!ではまた~👋

 

ぼんた(@b_booon51)