生きる少年漫画くん

検索バー上のぼんた(id:mamoryuuuuuu)ってとこにブログ概要とかあるので暇な時確認しといて~!

灰鷹のサイケデリカ 感想 (ネタバレなし)

 

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天才フォロワーが黒蝶のサイケデリカと一緒に灰鷹のサイケデリカも貸してくれたので余韻が残ってるうちに、と思って対戦させていただいた。
ていうか斉藤壮馬とか古川慎いる!?!?え、え~~~~~~~!!とてもすごく新しいゲームじゃん(2016年発売)(墓荒らしによる時空と認知の歪み)

▼前作

みんなに「山都だよ」って言われて案の定山都だったオタク。

パッケージの雰囲気から前作とだいぶ作風違って見えたし、プレイ前はシリーズっぽさをあんま感じてなくてうっすらどっかつながってるとかかな~🤔と思ってたけど、実際やってみたら個人的にはわりと序盤からあれ……?になったし終盤なんてもうえ、いや、オイ………オ゙イ゙🤒‼‼‼って感じだったので灰鷹をプレイしたい人は黒蝶を先にプレイしたほうがいい。

想定より地獄濃度だいぶ高かったけど今回も楽しんだので感想文書いとく。
時間と興味あったらお付き合いよろしく~!
ちなみにこの先「黒蝶のサイケデリカ」のことは基本的に「前作」表記する。

  

以下、主人公=ジェドくんで話を進める。主観と偏見すごいし適当に読んで。

ゴリゴリのネタバレはないけどこういうシーンが~みたいな話はするのと、ニュアンス的になんか感じ取れそうなところがあるかもなので各々気を付けてほしい。
一応前作のネタバレもしないように書いたから灰鷹だけ興味ある人も読めると思う。多分。

 

■ストーリー
魔女として生まれたことを隠すために男のふりをしながら街外れの塔で暮らすジェドくん。
街ではもうすぐ年に一度のお祭りがあるんだけど、便利屋稼業をしてたり親しい人達が関わってることもあってジェドくんもお祭りを成功させるために街中を駆け回るぞ🏃

🎭期間限定ミッション:お祭りに向けて街のトラブルをなんとかしよう🌼
💮 対立してるヴォルグファルジの一族(街の二大権力者)をもうちょっとマイルドな関係にしよう
かくかくしかじかでお祭り準備~当日までは二大勢力が協力し合うことに🤝
かなり雰囲気よくなったしこのまま和解してお祭り後も仲良くできるかも😳

❌ 最近街で発生してる連続殺人事件について調べよう
物騒だから早く解決したかったけど犯行に鷹の羽根を模した凶器が使われてること以外わからなかった☹️

💮 お祭りで展示される予定なのに行方不明になってる置物を探そう
教会の神父さん(?)からの依頼で探してたけど全然手がかりがなくて困ってたら白い不審者のおかげでギリなんとかなった。

まあいろいろあったけどみんなで協力できたしお祭りは大成功!たのしかったな~~~☺っていう助走を終えたところで突然アクセル全開‼‼時速200000km/hで地獄につっこむハードコアストーリー。

本編はMAX十章まで。内容はざっくり言うとこんなん。

一~三章 いろいろ準備しつつみんなと交流を深めて迎えたお祭り当日まで
四章以降 ほぼ一生地獄

あらすじしゃべりすぎに感じた人いたかもだけど、三章までのことを無駄に文字数使って書いただけなので多分そうでもないと思う。
本当の地獄は四章から始まるから安心してほしいし、もっと言えば個人的には七章でやっとスタートラインに立てたくらいの気持ちだった。
今回も迎えるENDによって終わるタイミング違ったけど、前作と比べるとEND分岐が終盤に集中してた気がするので九章まで共通で十章が個別シナリオ(というかもうほぼENDの前置き)みたいな認識でいいかも。

街で便利屋として動き回るジェドくんの日常を見守る感じで始まるから謎の場所に監禁&記憶喪失のデスメタルスタートだった前作と比べると比較的序盤ゆるやかなんだけど、対立してる一族!悪いことをなんでも魔女のせいにする住民!雪がエグくて外部の人間が出入りできない閉塞的な空気感の街!っていう予想地獄率100%の設定を背負ってるから常にうっすらとした不穏がつきまとうってワケ🤒✋
こういう条件がそろうと絶対ろくなことにならないって僕たちは月影の鎖で学んだもんな、ブラザー。

わりと序盤からいやそれってさ…あの……🤒っていうフックが結構露骨に仕込まれてるので主観だと攻略対象関連の展開は読みやすかったんだけど、頼むからオタクの的はずれな深読みであってくれ……みたいなことまで当たっちゃってたのがしんどかった。
なんかこう、話の展開は読めてもそこに至るまでの経緯とかそれに付随するそれぞれの感情が想定を上回るえげつなさで地獄という感じ。ほんとにどうしようもない。
まあそもそも登場人物に渚カヲルくんみたいな言動してくるやつが3人もいる(誇張)時点で終わっとる。

今回は表面上穏やかだった日常の中に潜む闇が徐々に明らかになっていって、真実を知った時ジェドくんがどういう決断をするのかっていうのが見所だと思うけど、前作以上に話にひとつの大きな流れがあるように感じたし乙女ゲーム感はさらに薄まってる気がした。
三章まではショートエピソード含めかわいい話いっぱいあったけど、四章が急に地獄すぎてなに!?え、さっきまでたのしかっ………なに!?!?ってなる。あのチャーミングエピソード達もその後の地獄を踏まえた先行詫びイベントだったってわけね(曲解)
正直四章以降は恋愛どころじゃないのでそのあたりの描写はあんまり期待しすぎないほうがいいと思う。

ENDはそれぞれの個別ENDの他に共通のHAPPYENDが2種、共通BADEND/兄弟END/旅人END/少女ENDとかが1種ずつあって多分全部で12種くらいかな🤔
今回は個別以外のENDがかなり種類多かった気がするからこのへんのENDについてはまたあとでどんな感触だったかちらっと書くね。

注意点があるとすれば
・モブのムーブが若干ストレス感じる
・流血が多い
って感じ。モブについては月影訓練場での厳しい訓練を耐え抜いたオタクなのでいけたけどぼちぼちストレスあった。
前作も多少物騒なスチルあったけど今回はそれ以上に露骨に出血するし、刃物刺さったり痛そうなスチルも多いので苦手な人は気を付けてほしい。

 

■システム
ヒロインボイス(ON/OFF可)、デフォ名呼び、フローチャートあるし基本前作と同じだけど、今回はちょうちょしばくようなミニゲームがなくなったり変更点もいくつかあったのでちょっと説明しとく。

・MAPイベント
ショートエピソードの拾い方がMAPイベント形式(この場所に行くとこの話が見れるよ!みたいなの)に変更されてた。
前作は自主的にフローチャート確認しにいかないといつ話が増えてたのか、読むタイミングとかいろいろよくわかんなかったけど今回はMAPが出るおかげでそういうところがわかりやすくて助かる~!

前作未読ショートエピソードをためこんで分岐しくじったオタクより

・ショートエピソード&トークエピソード
MAPイベントで拾う話。

👥ショートエピソード
攻略対象とジェドくんを中心に展開する話。今回は前よりも本編にそった内容に感じたかも。それぞれ10分くらいあれば読めたかな🤔
告白合戦と三角関係とシチューのやつかわいくて好きだった。

🗣️トークエピソード
モブキャラ含めいろんな人に質問して話を聞くシステム。数多いけど噂話みたいな感じでそれぞれ一言二言しかないので一瞬で見終わる。
ひとつエピソードを見るごとに「街の記憶」っていうポイント的なものを1個もらえて骨董屋(後述する)でそれを使っていろんなものと交換できる。

前作の反省を活かして初回見れるエピソード全部見てから本編進んでたんだけど二章MAP多すぎない????
一生二章から抜け出せないかと思った。二章だけで5時間くらいかかってたのうける。
時間かかるけど開いてるエピソードは初回で全部拾っといたほうが話がわかりやすいと思う。ちなみに初回クリア後見れるエピソードが増える。
あと「END全部見たのにフローチャート埋まってないな🤔」って人はショートエピソードにClearの文字がついてるかよーく見てみて。

・男装/女装の切り替え
ジェドくんのままだとうまく情報集めができない層がいるのでそういう人達から話を聞くために途中からMAPイベント中女装して女の子として動き回れるようになる。
最初からMAPの右上に性別書いてあったしもしかして…🤭とは思ってたけど、男装女子の女装大助かりすぎて沸いちゃった~~~~~~~‼‼‼
ジェドくんが男装してるって設定が話だけじゃなくシステムでもうまく活かされてるし、女の子として動いてる時じゃないと見れないショートエピソードがあるのもおもしろくてこの機能よかった。

・骨董屋
噂話を聞いて集めたポイント的なものを手記で話を読むためのアイテムとかお祭りスチルの差分と交換できる。前作ちょうちょしばいてポイント稼いでショートエピソードと交換してたのと同じ感じ。ちなみに話の進捗によって交換できるものが増える。

・手記
骨董屋で交換したアイテムがあると本編中盤の幕間に読めるっぽい。昔話とかそれぞれの心の闇がわかるような大事な話ばっかりで内容は相当ヘビー。
攻略関係してるのかな?わかんないけどとりあえず目当ての男の話(タイトル見れば誰の話か大体わかる)は読んでおくのがいいかも。ていうかそこにたどりつくまでにもう結構いろいろわかってるから開いてる分全部読むんでもいいと思う🙆
ロックかかってるやつは話の進捗によって開いていくからいくつかEND見たら確認しにいって~!

 

次はそれぞれの感想。今回はクレジット順で書いてみる✏️
合間に他のEND見たりしたけど個別の攻略順も一応載せとくとこんな。

(ラヴァン➭塔の主➭レビ➭ルーガス➭ヒュー)

後々調べたらヒューは攻略制限あるらしいんだけど、まあ普通にやってたらこの男最初にやろうなんて思わないから多分そんな気にしなくていいわ(雑)
終盤に見たほうが収まりよさそうなENDはあったけど個人的には個別ENDもそんなに順番気にしなくていいんじゃないかなと思う🤔
しいて言うなら1周目ラヴァン、ヒューは終盤がおすすめってくらい。
攻略対象以外の人達も結構重要だったのでまずその人達のことをちらっと書いてからジェドくん、攻略対象のことを書いていく。

 

( 攻略対象外の人々 )
フランシスカ➭狼の一族当主代理兼ラヴァン、レビくんの母。ジェドくんが女の子だって知っててわけありで赤ちゃんの頃引き取って自分の息子達と一緒に育てた。
オルガ➭鷹の一族当主兼ルーガス、ティちゃんの父。圧がすごい。
ティちゃん➭ルーガスの妹。ブラコンなのでルーガス周りのことで障害になるかと思ったらむぇっっちゃいい子でだいすき。幸せになってほしい。
エルリック➭ウサギを連れた生意気ショタ。教会で暮らしてる。とてもすごくかわいい☺
ロレンスエルリックの保護者代わりの意味深発言過多神父(?)1人目の渚カヲルくん。

 

( ジェド )
本名:エアルの女の子だけど男装してジェドって名前で街の便利屋さんをしながら暮らす今作ヒロイン。
声が田村睦心さんなんだけど、女の子の声のサンプルが自分の中にあんまりなくてヒロインの声っていうのがぴんときてなかったのがあらすじ読んだら男装してるって書いてあったからめちゃめちゃ納得した。男の子として動いてる時と女の子として動いてる時の絶妙な声のニュアンスの違いがテクニカルでこれ以上ない適材適所っぷりににこにこ☺

魔女の件について補足するとジェドくんは激しく感情が動くと右眼が赤くなっちゃうんだけど、赤い眼を持つ女=災いをもたらす魔女っていう言い伝えを街の人達が信じててバレたら絶対えらいことになるから男装して隠してる感じ。でもゲーム開始時点では眼が赤くなる以外特別な力とかは特にない。
狼のお屋敷で育ったものの万が一街を取り仕切る一族が魔女と関わってるってバレたら迷惑かかるなってことで数年前に家を出て今は塔で謎のヒモ男と一緒に暮らしてる。

ジェドくんがどういう子なのかっていうと、男子高校生がいっぱい出てくるような作品で誰かが喧嘩した時に「まあまあ😊👐」って仲裁してくれるようなボーイ大体1人はいるじゃん?そういう感じの子(細かすぎて伝わらない男子高校生)
人当たりがよくてやさしいしほどよく正義感もあって空気も読めて端から見てて特にストレスを感じるようなことなくてよかった。
そもそも男装女子の概念が好きなのでそれだけでも沸いてたけど、田村少年の声の力もあってほんとに最高だった。助かる。オトメイト早く田村少年が攻略できるゲームつくって。

ただ、前作は特にそういうことなかったけど今回はヒロインの人間としての生々しさというか、どろっとした感情が強めに描写されるシーンがあるのでそこでダメージくらう人多いかもと思う。ぼんたくんもそれなりにダメージ受けたけどまあかなり瞬間的だし状況を考えれば気持ちもわかるので納得感はあった。

 

( 塔の主 )
昔の記憶がないとかいうわりにそこそこ意味深なことを言ってくる2人目の渚カヲルくん。
狼の屋敷を出たジェドくんが暮らそうと思って行ってみた塔の先住民だったので流れで一緒に住んでる生活能力皆無の謎ヒモ男。フランシスカ以外で唯一ジェドくんが女の子だってことを知ってる。

たまにドラマとかで破天荒男とその男にこき使われる助手的な若い女の子のバディ見るじゃん。個人的にこの2人はそういうのに近い関係性に感じた。ちょっとしたおふざけに対するジェドくんの呆れが見えつつも気安くやりとりしてて結構楽しそう☺
基本的には飄々としててつかみどころないんだけど、年離れてそうだったからたまーーに大人らしい一面というかジェドくんに対する父性に近いなにかが見えてたのもよかった。

全体を通して見るとトリッキーな存在でなかなか取り扱いがむずかしい男だと思う。
種明かしされる前からどういう立ち位置かっていうのはわかったけどえ、でもそうだとしたら恋愛っぽくなれる!?きつくない!?ってなってその後も話が進むにつれえ、こいつと恋愛でき……無理じゃない!?!?っていう根拠だけがどんどん増えていくのまじで笑った。

というわけで個別のエンディングは存在するけど恋愛要素はほぼないような終わり方だったので、乙女ゲームとしてこの男を楽しみにしてた人はちょっと考えたほうがいいかもしれない。個別ルートも個別ルートと言っていいほどの尺ない気がするし、なんなら個別以外の話のほうが情報量多かった。
ジェドくんと2人で暮らしてた穏やかで楽しい時間も知ってるので1人の人として見た時は嫌いじゃないけどいろんな側面から考えると結構悩ましい😔
でもジェドくんに出会えてよかったねって気持ちはすごくある。うーーーん悩ましい。ムムム男。

 

( ラヴァン )
狼の一族当主の息子で次期当主。
まじめでやさしくて強くて聡明でみんなに頼られる街の人気者。なぜか襟足が長い。
前述したように数年前まで一緒に暮らしてたからジェドくんにとって兄みたいな存在なんだけど、度々ちらつくジェドくんへの巨大感情と日野聡の声がする兄枠のコンボですくすく疑心が育った。圧倒的風評被害

ラヴァンは最初がおすすめって教えてもらってたのでじゃあそうしよ~🏃って感じで最初にEND見るつもりで対戦した。
序盤から兄多分さ……🤔って思ってたことが話が進むにつれどんどん確信に変わっていくのがおもしろかった。だよね~~~~!!
個別に入る前から意外とムーブ強めなので終盤あたりは話のテンションのわりに結構がんばって乙女向け要素を与えてくれてたんじゃないかと思う。イメージ映像的なスチルよかったな…宗教画みたいで………。

個別シナリオ、END目前なのにこんなこわいことある????くらい不穏感漂わせてくるからうけた。
最終的にはまあなんとかおさまるし個別ENDの中だったら一番安定してた気がするので、たしかに最初見るのにちょうどいいかも。
日野聡甲斐のある男に感じたけど、個人的な感覚だと想定してたよりもストレートな男だったと思う。なんか疑ってごめん。ほぼ兼田侘助とトーマのせいだから許して(責任転嫁)

ただひとつ言うとすればル、ルーガス~~~~😢😢😢
お、おま、おまえちょっと待ってな、数日後おまえを最強に幸せな男にしてやるから!!の気持ちになった。ちなみに気が急きすぎて数日後どころか翌日幸せにした。

 

( レビ )
狼当主の息子兼ラヴァンの弟。街の治安維持に努める兄を補佐してる。
女性向けのさいとうそうまって顔がよさそうな人の声(伝わる?)を求められがちなイメージあるからプレイ前はもうちょっとさらっとした人間性かと思ってたけど、実際遭遇したら初っぱなからむぇっっちゃ鷹につっかかっててえ~ぼんたが得意そうな短気男じゃ~ん🤗って喜んじゃった。わりと男児っぽさあるので声もアイチュウの巽とかに近いトーンで助かる。

一緒に暮らしてたからラヴァンと同じく兄弟枠だけど、レビくんはもっと距離が近い感じでマブダチっぽさあったのかわいかった。
ていうかレビくん街中でジェドくんを見かける度わんこのごとくすっ飛んでくるし、ジェドくんのことめちゃめちゃだいすきすぎない??
年下の女の子相手にジェドくんのことでマウントとろうとしてんの大人げなさすぎてうける。男だと思っててこれ??逆にもう女だと気付いててくれよと祈るレベルだったし、女装したジェドくんに対してモブが「レビと仲良くなるならまずジェドって男を越えないといけない」的なことを言ってくるシーンとか状況が複雑すぎて笑っちゃった😂

そんな感じで一見明るくていいやつなレビくんだけど、序盤から優秀な兄に対するバカデカコンプレックスをちらつかせてて、それに他の事情が加わった結果のあれこれがなかなかしんどかった。
レビくんもかなり難儀だけどそのあたりのことは共通の時点でとりあえず一段落つけてくれるし、個別に進んだ場合さらに踏み込んだところを見せてくれるのでまあ文脈的に納得感はあったかな。個別シナリオ~ENDにかけては人によって好みわかれる気がするけど、個人的にはレビくんが好きなジェドくんの人としてのあたたかさが活かされてる感じでよかったし、ENDも落としどころとしてはいいんじゃないかと思う。結構好き。ジェドくん、愛……😢💓てなる。

 

( ルーガス )
鷹の一族当主の息子でラヴァンと同じく次期当主。
プレイ前ばーっとみんなの顔見た時オーラ的に一番好きそうだったけど、実際ゲーム内で遭遇してみると想定以上に高圧的だったからどうかな~🤔ってなった。初対面の印象だとレビくんのほうがぼんた向きそう。
あと個人的に古川慎乙女ゲーム男初めてだったので新鮮な感じ。対戦よろしくお願いします🙇‍♂️

ジェドくん一応狼派に分類されるから対立派閥のルーガスには警戒されてる感じだったしどうやって距離縮めるんだろって思ってたら、女の子のほうだったよーーーー‼‼(ラブコメの気配を察知)
女装時発生した乙女ゲーム特効イベントをきっかけに“エアル”としてルーガスと知り合ってその後たまに遭遇するようになるんだけど、一族のしがらみがない分ルーガス本来のやさしさとかかわいさが見えてくるのがすごくよかった。

わざわざ伏線はってもしかして…と思わせたところで爆速答え合わせの方向音痴イベントかましてくるのやばくない??萌えキャラじゃん。
絵が下手、くじ運がない、方向音痴は萌えキャラ三種の神器だから。
パンのやつも三角関係も好きだし、エアルとしてルーガスと会ってる時のショートエピソード乙女ゲームっぽさとおもしろ男要素の圧がすごくて各方面から攻撃力高い。
おまけにルーガスもう絶対エアルのこと好きじゃんって思うし、エアル及びジェドくんもまんざらでもなさそうなのまじでなに…狂う……🤒

三章までこんなにかわいいのにその後ハイスピードで地獄が始まるわけだけど、ハードな状況の中でもルーガスがわりと冷静でいてくれたから比較的安心して見守れたし六章も大助かりだったしでウキウキで迎えた個別END、湿っっっっっぽ!!
まあ内容的にはやぶさかではないんだけどでも、おまえは通常版パッケージのジャケットを飾る男だぞ!?もっとできるだろ!?信じてるからな!!!!の気持ちでそのあとすぐ少女END(TRUEEND的なの)見た。大勝ち💪🏅🏆
ルーガスに寄せる無限の信頼。おまえしか勝たん。強すぎる。ジェドくんのことは任せた。

対 ルーガスはジェドくんの男女の切り替えが仲を深めるうえで重要なポイントになってたのがおもしろかったし、全体を通して見ても不器用なまっすぐさが随所に効いてて個人的に好きな文脈だった。良🙆💮💮
ていうかそもそも序盤の段階で惹かれ合って地獄の最中でもお互いのことを気にしてるのはもう愛と運命でしかなくない??
推しカプ運命音頭の会場は満場一致でここ。みんなで踊り狂おう。

 

( ヒュー )
突然湧いて出てきて意味深ムーブをしたと思ったら霧の中に消えていく、なみかわの声がする渚カヲルくん(3人目)
自称:ミステリアスな旅人だけどオタクから見れば神出鬼没の白い不審者だよ。
意味深な言動で翻弄してくるけど途中ジェドくん肩入れオタクになるので比較的信用できそう。

重役出勤男(意:作中の登場が遅い)かつトリッキーな存在なのであんまり言えることがないけど、三章から分岐する旅人ENDのシナリオがヒュー寄りになっててそれが普通にかわいくて好きだったかも。
個別ENDはああーー!ええ!?って感じ。ちょっとびっくりしたことあったけど幻想的でよかったしこっちのENDもやぶさかではない。
他の男と比べると出番少ないけど重要なポジションな分おいしいとこが多い気がしたし、全体的に安定感あって見やすかったかも。

 

( 他END )
HAPPYEND1➭楽しそうでよかった(実はなにも解決してない)
HAPPYEND2➭楽しそうでよかった(実はなにも解決してない)
BADEND➭唐突だった前作と比べるとじんわり侵食されていく感じがあってよかった。
兄弟END➭レビくんEND回収中見つけて「兄弟のENDあるんだ!じゃあこれはレビくんEND見てから見よ~🤗」って思ってウキウキで後回しにしたのにこの仕打ち。
旅人END➭三章で分岐できるやつ。選択肢によってこれのエンドロール後に真相?(は言いすぎかもしれないけど適切な言葉が見つからないからこれでいかせて)っぽい話が見れるのでほ~って感じだった。
少女END➭過程が相当凄まじくてかなり印象深い。いろんな側面から見て一番円満だと思うし前述したようにTRUEEND的な扱いかな。これでしか勝てんという感じ🏅

文脈的に旅人ENDか少女ENDを最後に見ると収まりいいと思う。おすすめ☺

 

各キャラとかENDについてはこんな感じ。
基本的に一番上にクレジットされる人がメインヒーローだと思ってるオタクなのでプレイ前塔の主……🤔?でもジャケット違う人だよね?って若干混乱してたんだけど明らかにルーガスがメインヒーローの文脈だったと思う。クレジット4番目のメインヒーロー、なに。

ていうか個人の嗜好うんぬん以前に文脈的にルーガスが強すぎて他勝ち目なくない!?!?
これはこのゲームのいいところであり悪いところでもあると思う。個人的にルーガスとジェドくんが結ばれるのが正史であとは派生って感覚になった。
運命男だいすきだし人間性もぼんた向きだったからめちゃめちゃ好きだったよルーガス。ただ巨大感情はレビくんに持っていかれた感じがしてる。レビくん…………。

 

■スチル、イラスト
前作は複数人いるスチルが個別のスチル枠内でもそれぞれ重複して表示されてたから見づらかったんだけど、今回はスチル見るところが個別に別れずに本編で出てきた順に一括表示になってて見やすかったと思う🙆
そういうわけで個別スチルの判別ちょっとむずかしいんだけど、とりあえず総枚数は107枚。ルーガスの方向音痴イベントのスチルかわいくて天才だった。あとレビくんのお花のやつも好き。

前作は色味の少ない背景と各キャラの鮮やかな配色のちぐはぐ感が印象的だったけど、今回は全体的に落ち着いた色味というか彩度低めだったのがタイトルを表してるみたいでいいなと思った。みんなの髪色もアッシュカラーっぽいし。
塗りもだいぶ違う感じで前作と比べると絵の印象結構変わって見えたけど、透明感あって個人的には今回のほうが好きかも。きれいだった!

 

■音楽
OP 志方あきこさん。ED 島みやえい子さん。
“その筋”感がすごかった前作を上回る近年まれに見るその筋
どっちも世界観に合った曲でめちゃよかった。主題歌聴いただけでどんな話なのか感覚的に理解できるのいいよね。
ED曲は迎えたENDによって映像がちょっと違うんだけど、エンドロールが下向かって流れるやつあって珍しくておもしろいなと思った。上に向かってくるほうが多いよね?

 

プレイ時間は初回(初めてENDを見るまで)が11時間ちょいくらい。
前作より章の数多いし二章がウルトラ長かったから1周目は思ってたよりも時間かかったけど、全体の9割くらいが共通した内容なので初回プレイが終わればあとはフローチャートとかセーブデータ使って秒で終わる。各END1時間かからず見れそう。

話にひとつ大きな流れがあるのは前作と同じだけど、今回は全体的にシナリオの方向性が話の主軸になってる部分に寄りすぎ?重きが置かれすぎ?な気がしたので、個人的にはいろんなことを知ったうえでのジェドくんとそれぞれの男の様子を個別ルートとかでもうちょっと丁寧に見たかったかな。攻略対象側の感情を深く知りたいと思った。
ただこれは乙女ゲームとして見た場合の意見なので、灰鷹のサイケデリカをひとつの物語として見た場合はそんなに問題ではないのかなと思う。いやでも多分一応分類的には乙女ゲームだよな?なん……なんですかこれは????(???)

前作感想文で「1周目の衝撃がMAXで周回でそれを越える感情が生まれなかった」的なことを書いたけど、今回はENDの進捗によって開いていくロックかかった話を読んではあ~~~😮ってなったりするし、オタクが求めてたディープなえええ!?があった感じ。むしろ求めてた以上のものを提供されてちょっと、かなり具合悪くなったけど🤒
攻略対象が直接的に関わらない話でこんなに具合悪くなることある???????
前作が結構芸術点高めのきれいな“しんどい”だったからそのテンションで始めたら思いの外ヘビーでボコボコにされたのでみんなも気を付けてほしい。

全体的なしんどさはかなりパワーアップしてたけど、前作からのいろいろも乗っかって話自体はすごく緻密でテクニカルなおもしろさがあったと思う。
閉ざされた空間、限られた人だけで展開してた前作と比べると今回は攻略対象以外のキャラも多かったから人間関係に幅が出て話の深みが増してたのもよかった。どっちも違った良さがあるけど個人的には灰鷹のシナリオのほうが好きかも。
ていうか、人間関係複雑すぎない????相関図用意してほしいけど実際相関図書かれたら多分いろんなところにいろんな矢印と感情が出まくって最終的に悪魔召喚できる魔法陣みたいな形になってるだろうな。

ここまでも度々書いたように恋愛要素がかなり薄まった凄まじい話になってるし、いや結局どうともなってなくない!?っていうとりあえずの幸せの中にも漠然とした不安を残す終わり方が多かったのでちょっと人を選ぶ内容かなと思う。個人的には一族同士の対立構造含めブラウルを思い出すような空気感あったからああいうの好きな人は向いてそう。
あとプレイ中の気分が小説読んでる時に近かったから恋愛要素よりも話のおもしろさを重視できる具合悪めの話が得意な人にもおすすめしたい。ぜひ前作とセットでどうぞ🙆

このへんにしておく。
ここまで読んでくれた人いたらありがとうございました~!
今回も大丈夫だと思って書いてるけど、それ結構やばめのネタバレじゃない?ってとこがあったら報告してもらえると助かる。誤字脱字はよほどやばくなかったらほっといて✋

間に1本挟んでからのシリーズプレイになったけど、一旦気持ちをリセットしてから臨めたのでこれはこれでよかったかも。
2本ともすごくおもしろかったし個人的には結構向いてたと思う。気が合う話でよかった。貸してくれた仁科さんありがとうございました~🙇‍♂️☀

想定以上のヘビーパンチでボコられたものの金色のコルダ スターライトオーケストラとかいう最高アプリのおかげでギリギリメンタルを保てた。大助かり。
でも意味深なことを言ってくる白い男(ヒュー)を攻略した直後にスタオケでも意味深なことを言ってくる白い男と遭遇したのめちゃめちゃ笑っちゃった。意味深白男DAY😊

サイケデリカシリーズを終えたオタク、石川界人斉藤壮馬の声帯を持つ男を幸せにすることが急務となったので次のゲームはそのような気持ちで選ばせていただいた。
まってろ石川界人斉藤壮馬………すぐにオタクが幸せを運んでやっからな!!!!!
最後にサイケデリカシリーズをプレイして学んだことを円堂守さんを見習って格言として大発表して終わる。

サイケデリカシリーズコンプオタク、今日の格言👦⚡⚽‼
よくわからない場所でよくわからないものを拾うのはやめよう‼‼以上‼‼

それでは次回の更新で~!またね~~~👋

 

ぼんた(@b_booon51)

 

 

■余談
今回はプレイ後の感情の置き場がなかったので珍しくネタバレ要素をゴリゴリに含む文も書いてみた。

ネタバレなしの感想文でもにょもにょしてた部分の答え合わせをしつつオタクのなに……🤒⁉️をぶつけるような内容になった。初の試み。
まあ最初からネタバレしてるわけじゃないので詳細は↑記事内冒頭でご確認くださーい!

以下、ちょっとネタバレ的なニュアンス含むのでプレイ前の人、気になる人は見ないで⚠✋💥

 

 

 ………😊